4thQ2009の作品をボチボチ中盤まで視聴したわけなんだが。

 各所で、1stQ2010アニメの作品数が少ないって話題が挙がっているんだが、この不景気じゃな。で、自分の中での期待度二強の真・恋姫と君トドはなんのかんのいっても、大体期待通りの出来。君トドはちょっとキレイ事過ぎるかなという気がしないでもないが、普通なら押し隠すハズの内面を視聴者にわかりやすくという演出だと考えると悪くない。
 同じキレイ事ではあるんだが、ブラックスミスがかなりの拾いモノだった。キレイ事ばっかりでも世の中は上手くまわらないと言われるのだが、かといって不正ばっかりだと世の中が荒れ放題ってのが今までの自民党独裁政治だったわけで、そこらへん踏ん張る大人(ハウスマンやハンニバル)を描いているのはなかなかにして清々しい。ルークやアリア、そしてどうやらリサもルサンチマンというか、能力がありながら虐げられた過去を持っているようで、ちゃんと社会的訴求力もある。で、セシリーの甘ちゃんぶりとは対照的に、どのキャラも現実を見据え、決して浮かれた台詞は吐かないんだよね…。
 充電ちゃんも外見とは裏腹にちゃんとサラリーマン世代にも訴求力がある作り(というか、中高生にはわからないんじゃ?)だし、クイーンズブレイド2期もストーリー的に引き締まっている。DTB2期も、男の妄想は渦巻くが、出来は上々。
 というわけで、自分的にはどれも見ごたえのある作品ぞろいで、なんか嬉しい限り。外れがないんだよ。W.A.もと禁2期も視聴していないんだが、視聴対象にしている上記作品だけでも満足かな。