BURN-UP SCRAMBLE-7・8

 要人警護&ハイジャックと、宇宙人が攻めてきたと思ったら夢オチの二本立て。いや、二本立てではないんですが。警護対象である某国の姫はとんだはねっかえりで、利緒たちの警護の邪魔にしかなっていないんだけど、不思議と腹が立たない。姫さんは昔も誘拐されかゝったことがあり、ずいぶん反省しているというふれこみだったが、それでも学習してない。
 宇宙人の巻も劇中劇がフィクションであっても、UFOが何のメタファーで、あやつるってどういうこと?ってのが込められていそうだが、読み取れなかった。ウルトラマンを初め、いろんな特撮モノのパロディらしいが、いちいちチェックしてられなかった。
 これら二本を見ても、荒唐無稽でありながら腹が立たない。どちらもストーリーの進行とともに利緒の服を脱がせてムフフなんだろうなというのも途中で気が付く。バカバカしいと思っていながらもついつい笑ってしまうわけなんだが、どうしてなんだろうな。昨日のレギオスなんかのほうがはるかに金がかゝっているだろうにな。基本利緒のボやきには視聴者として共感ができるってのが大きいんだが、どうにもバーンナップはコミュニケーション、レギオスはディスコミュニケーションと感じてしまう。
 真弥あたりがおかしな格好をしているのを見て脱力感な利緒にも共感できるし、いやもしかして真弥が自分自身を変に思っていないのは、実は昔あこがれたヒーローの格好が仕事という名目でできて案外おいしいと思っているのかもと想像してみたり、まぁはなっから肩の力を抜いて視聴しているのがいいのかも。