また仲直りかよ。
まぁなんというか、全話を通じて悪人は一人もいないって、よくあるパターンか。ブルガリアの老人の指摘する理想像は、いわば指桑罵槐の逆ヴァージョン。木山とこずえが互いに見せ場を作りあうってのも、多分典型的な物語手法の一つだと思うんだけど、型にはまっているからこそ美しく、ありえなさそうなキレイ事なれど、そういうのを意識させないで視聴者を自然に高揚させる作りになっていた。さすが辻真先。
あの当時のブルガリアを知っているはずもないが、コンクリート打ちっぱなしの広い道路はいかにも社会主義国って雰囲気が出てた。のんびりした風景も和む。こういう細かな配慮もうれしいんだよな。
シェレーニナがいないということだったが、また説明はあるだろう。木山はまたトラブルを起こすらしい。