アタックNo.1 最終話 栄光のアタックNo.1

 実況アナ、最初っから涙目じゃん。
 結局は半回転スパイクも第二の竜巻落としも数ある技の1つとして双方死力を尽くした戦いをするというものだった。うーん、観客としてこの試合を見てたら面白いだろうな…。しかし、半回転ジャンプの攻略法が読めてしまったというのはなんだかな。ブロックじゃなくてレシーヴですか。っつーか、攻略法が読めてしまったら日本は丁寧な試合運びで第4セットを取っていたので、こずえはいらないんじゃないか?。時間稼ぎのアテ馬ってポジションと見ることもできますな。
 最終回ということもあって、キーパーソン総出場といったところ。努君の出番をそこに作りますか…という驚きも。
 で、結構いろんなラインが回収されていて感心した。猪野熊がこずえが疲れているのを見て、自分が座ることによって強制的に選手たちを休ませたりしているのは、どう考えても八木沢香が桂に無理させて再起不能にしたのと対照的だわな。中沢達が威勢のいいことを言ってはいたが、猪野熊や本郷、選抜メムバーもみんなこずえが極限状態にあることを知っていて、でこずえ自身が試合に出たいという強い意志があることも承知なわけで、敢えてこずえにやりたいようにさせているってのがね…。
 指導者としては猪野熊も対応策が無いとか言っていながらちゃんと考えて具体的な指示をしているのがそれっぽい。というか、半回転ジャンプを最終回のシェレーニナ専用必殺技にしたってのも、猪野熊の指示が具体的であることを視聴者に理解させるためのネタなんだろうな。今の日本の経営層が利益アップのためのズルなしの具体的な方法論をまったく指示できず、部下を圧迫して成果を供出させているのとは大違いだわな。法外な報酬も特権階級は奪い取っているし。
 というわけで、細かなことを言い出したらキリがない。昔のアニメらしく、OP・EDとも終始変わらず、唐突に最終回ってのも懐かしい。またまとめは後にするってことで。