アタックNo.1 第88話 試練のインターハイ

 米中雪解け。1970年だよな。なんてタイムリーな。
 優勝へのプレッシャーに負けそうになる富士見メムバー。そういや武市ら上級生が試合に出てないな。
 精神的不安定なのはこずえのあり方もあるんだろうが、なんかやっぱり煮え切らない展開だわな。プレッシャー云々にしても、それがはっきりわかるような描写にしておらず、あくまでこずえ視点がメイン。全体的に動きは少ないが、メムバー全員の顔つきが端整に描かれており、落ち着いた話運びではあった。
 しかし、「こころ」と口に出すのはなぁ〜。どうにも苦し紛れのような感じがした。
 そういや青葉の選手がやたら爽やかになってたな。寺堂院も桂がバレー不可でストーリーから脱落?。垣之内も見ないな。まぁ構成上青葉との二項対立にしてしまうほうがスッキリはするんだけど。
 みんな白黒とはっきり割り切ることのできない大人への成長と見たほうがいいんだろうな。どう考えてもこずえは立場上の発言にいちいちつっかかっているしな。あんまストレスは感じないんで、もうちょっと物語が進行してから、この展開の狙いを振り返るべきなんだろう。