図書館戦争 第2話「図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)」

 よくできているんだけどなぁ。
 訓練2題に実戦1題、オマケに恋路のヒキと盛りだくさんながら、全然詰め込みすぎということを感じさせないところなど、かなりレヴェルの高い作り。でも、所詮新人社員の奮闘モノとして、物語の衣装だけ奇抜で、内容はどこにでもあるようなものだった。自分は新兵モノは嫌いではないので、水戸黄門のように楽しめるのだが、いかんせん本と軍隊の組み合わせの妙が今のところ感じられなくて、食い合わせがちょっと悪い。
 メディア良化法のタイムリーさは買うのだが、そもそも日本で内乱が起こっているかのような設定には無理があり、それぞれ対立する組織の資金源がわかんねぇ。どちらも同じ出所の税金で賄われているのか?。情報の貴重さからいうと、確かに人死にが出たっておかしくは無いのだが、内容よりは本そのもののために命を張るのはおかしくねぇか?。些細なことに、大の大人が大げさに騒ぐというアンバランスさを楽しむってとこなんですかね?。なんか人間ドラマ優先で、そのようにも見えなくてちょっと戸惑う。
 しかし、そのうち慣れてきて、この作品の持ち味が浮き上がってくるだろうから、もうちょっと様子見だろう。