なんかニュースを聞くと、日本は本当に無茶苦茶だなぁと。

 株式市場は少し戻した。自分は昨日100〜200戻すと思っていたんですがね。この調子だと、木・金は落ちるだろうな。
 暫定税率の件については、
道路特定財源余っちゃったから、一般財源化したい
・実は道路特定財源も道路整備にすべて使われているわけでもなく、一般財源として使われている部分もある。メモ
・ガソリン高騰、暫定増税分(100%の増税、しかもガソリン税にも消費税がかゝっている)をやめろとの国民の意志。
・道路を作るためには引き続き増税は続けたい。もし暫定税率が続けられないのなら、一般財源から教育・福祉を削ってでも道路を作りつづけるぞ。
 という流れ。もう自民党のやっている事は強盗とどこが違うのかと。しかもその強盗は国民に認められてやっているという開き直り。暫定税率どうのよりも、まず自民党員を吊るせ。
 杉並区立和田中の夜間授業、都教委が一転容認へ

 東京・杉並の区立和田中学校(藤原和博校長)が大手進学塾と連携して計画している有料の夜間授業「夜スペシャル(夜スペ)」について、再考を促していた都教育委員会が、24日の定例会で容認に転じる見通しになった。

 都教委の「夜の授業を学校教育活動と位置づけるのは、義務教育の機会均等の観点から疑義がある」との指摘に対し、杉並区教委が「地元住民らによる実行委員会が主体となる学校教育外活動」と明記して回答する方針を決めたため。これを受けて、夜間授業は26日に始まる。

 夜スペは、大手進学塾「SAPIX」の講師が週3〜4回、2年生の希望生徒を対象に国語、数学、英語の3教科を教える。1万8000〜2万4000円の月謝で、今月9日に始める予定だったが、都教委が計画見直しなどを指導したため、区教委と同校は、延期した同26日に実施することを目指し、対応を検討していた。

 都教委が最も懸念していたのは、夜間の授業が、同校の教育活動の一環かどうかという点。これについて、区教委は「地元住民や保護者で作る実行委が、校舎を借りて行う学校教育外の活動とする」としたうえで、教師が教材の編集を行わないなど、学校側が夜間授業にかかわらないことにした。23日午後に正式決定し、都教委に文書で回答する。

(2008年1月23日14時42分 読売新聞)

 これも凄い。このソースには書いていないけど、んHKのニュースでは、授業についていけない児童を塾が面倒を見るのではなく、成績上位層にサーヴィスするらしい。金を払わせるわけで、金の多寡で受けられるサーヴィスに差をつけたりして、より弱者は這い上がれないようにするという格差拡大を公教育の現場にも導入とは…。これで学校の教師は免許更新制で締め付けられるだけでなく、より低レベルの児童のお守に忙殺され、免許も何もいらない塾講師が上澄みの生徒を文部省の馬鹿規程に縛られることなく自由にやれるわけだ。
 土光臨調の目的、教育の民営化が着々と進んでいるわな。今は税金で児童の面倒を見ているが、そのうち金のない国民の子弟は公教育すら満足に受けられなくなる時代が来るのかな。土光臨調の主眼がリクルート優遇による、派遣法の改定による国民の低賃金労働者化であったわけなんだけど。この中学の校長藤原和博のプロフィールを見ると、

1974年 東京都立青山高等学校卒業
1978年 東京大学経済学部卒業
リクルート入社
東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任
1993年 ヨーロッパ駐在
1996年 同社フェロー
2002年 杉並区教育委員会・参与(教育改革担当)
2003年4月 杉並区立和田中学校校長に就任

 スゲェ、スゲェよ。まさにリクルート事件自民党清和会に賄賂を盛大に送っていた頃に、日本でブイブイいわせてたんじゃねぇかと。自民党も労働者だけでなく、学齢児童生徒すら売って金にするんだ…。