ケンコー全裸系水泳部ウミショー 第11話「まさかの…」

 大地丙太郎の名を久々に。
 真綾のくやしさのところの切り替えからの流れがなんとも。普段のおちゃらけ気分との対比がうまく作用しているというか。原作はあんまり真剣度を重視していないっぽいので、アニメスタッフの気合が感じられて和む。
 実はマキオが泳げない超初心者だというのはこのアニメで初めて知った。というかアニメオリジナル設定なのか?。原作は流し読みする怠慢読者なんで、あんまり気にしちゃぁいなかったんですが。大会に出場するような部員も初心者も仲良く活動する部ってのはなかなかに美しいものがある。特に泳ぎの得意な部員がマキオを馬鹿にしたりしていないのがいいよね。実際にレベルの高い大会に出るような部だと、かなり科学的なトレーニングがなされていて、こうも遊びながらの部活動でモノになるというのはファンタジーではあるのだが、そこらへん他のスポ根と違って、全国一だの世界一だのの世界ではないのがいい落としどころになっている。
 原作は原作でゆるゆるのドタバタとして楽しんでいるし、アニメもちょっといい話が散りばめられていて、メディアミックス物として良作だと感じます。