どうなるのかと思いましたが、きれいに終わりました。たぶんこの2話は原作にないんですよね?。ゆうながただ守られるだけの存在ではなくて、マモルを支える決意をしたというところが良く考えたところかなぁと。自分が初期に予想していたマモルがゆうなと結ばれて掟がご破算とか、ゆうな以外の誰かと結ばれて掟継続なんて、とても浅はかでした。よく練りこまれた純文学と比べて、ラノベもしくはその劣化コピーかもしれないアニメ作品の立ち位置を考えると足りない部分はあるのですが、娯楽作品だということを考えると突出して話がおもしろい作品だと思いました。そもそも、他のサイトさんで紹介していたのを目にして、阿智太郎原作だということでのんびり“ドタバタ作品”でも楽しむかといった具合に、過度な期待をせずに視聴していたのですが、正直見てよかったという気持ちでいっぱいです。
まず何といってもマモルの気持ちの描写に切り込んでいるのがガチでよろしかったですよ。私が当初期待していたサラリーマンへの応援歌的要素は無いと断言するのは言い過ぎかもしれませんが、あんまり感じられなかった。しかし、あんまり問題とするようなことでもないかな。むしろサラリーマンだけではなくてもっと対象が広いとも考えられますし。深夜放送だからといってもやっぱり中高生も視聴するわけで、もちろんそれ以上の年齢層も捨ててはいないわけでして、ターゲット層の見極めとそれに適応したストーリー作りが上手くはまっていると感じました。まぁあんまり女をアテにしてはいないよね?。
ヒロインたちの描写もうまく出番を考えてありました。そうはいってもやっぱりスタッフが力をいれていたと思われるのが椿だと思います。登場時はなんて勘違いの激しいヒロインなんだ?もしかすると突拍子もない描写でイジるのか?と思っていたら、そんなことは全然ありませんでした。椿がどのように成長したのか、一々書いてもいいんですが、とりあえず最後の「相変わらずモテモテだな、陰守」と落ち着いた会話をしているのが顕著な例かと。それに比べて他の4人は最終シーンでは相変わらずとも取れる行動でした。*11クールという限られた時間の中では椿一人に焦点を絞ったのは良い判断と思います。
まだまだ考えるといろいろネタはあるんですが、これぐらいにとどめておきます。また見直す機会でもあれば、もしくは書くネタに困ったらそのときにでも。とりあえずスタッフの皆さんには大いなる感謝と労いを。
*1:マモルの言う通り特にゆうなは変わっているんでしょうが。