クラスターエッジ 第14話「明日への風」

 半分以上が総集編というお粗末な作りなんだけど、アゲートの「売れたんだ」の一言ですべて吹っ飛んでしまいましたよ。
 他の感想サイトさんで池田成監督事実上の降板か?と記述が見受けられました。本当なの?。もしそうなら残念なことです。金も時間もないんだろうけど、それにしたってあの作りが酷いというのは断然納得なんですが、わたしがこの作品に求めているものは手堅くまとめた作りなんかではないので。いや、シリーズ構成上総集編てんこ盛が既定の路線だっていうのならさすがに用語の使用もないのですけどね。
 まぁリアリティがあまりになさ過ぎるとか、ツッコミどころが多すぎるとか、稚拙な作りとか、一部演技が下手だとか、いちいち指摘される出来の悪い部分には納得なんですが、そうであってもやっぱり私がむしろ意欲的にこの作品を見つづけているのには、やっぱり輝く部分があるからで。原石を磨いてみたら米粒大の宝石しか得られないんだけど、他にはない色艶輝きを評価しているんですよ。それが今回で言えば冒頭のアゲートの台詞であり、愚直なまでの人造兵の誠実さだったりするわけです。
 もう今から修正ったって、そもそも設定自体がアレなんだから、池田監督に思いっきり好きにさせてやれよと思うのですが…。まぁ昨日の舞乙もそうなんですが、これらのアニメ作品は私に気に入られるよう作られるべきものでは全然ないわけで、仕事としてやる以上一定の支持層を獲得できるよう作るべきであって、ひいては収益に繋がらなくてはならないってのはわかるんですけどね…。