舞-乙HiME 第14話「オトメのS・O・S」

 ナギ大公殿下落語天女おゆい出演記念。
 作画に気合が入っていたようですが、どういう風の吹き回し?。しかし話も切れ込んでいるんだけど、鋭さが足りない気分。満点の100点をとってはいるものの、無難な問題を選んで解いたんだなぁという感じ。構成もしっかりしていますが…。ここまで完成度が高いと、それに慣れてしまってもっと刺激が欲しくなっているんでしょうかねぇ?。
 ラストシーン、フラッシュが焚かれたってことと、次回予告の思わせぶり?な見せ金を考慮すると、花は散ってしまったのか?と思わんでもないのですが、まぁよくある寸止め&ドッキリだよね?。オトメの資格をうしなってガルデローベ放逐となってしまっては話が進まないので…。アリカはヤられてしまって学園に居られなくなったけど、女王として居場所を与えられるって線もありはするんですが可能性としては低いかな。
 正直自分の見たい方向性でないこと*1や暗い展開も手伝っているとはおもいますが、いや優等生的なものはむしろイライラさせられる。ちょっとスタッフ壊れてるんじゃないの?というぐらいがイイんですよ。えぇもちろん今イライラさせられているのが、後々用意されている腑に落ちる展開のためなんだとしてもですよ。
 マリア先生の冷や水に生徒がはっとする場面はよかったです。ハルカちゃんのコントも緩和財として適切ではあるんだけど、ここは製作者の自己満足に終わっている感が拭えませんって、今回はちょっと辛口“すぎる”感想で誠にごめんなさい。

*1:登場人物達は自分の欲望を隠そうと努力しながら行動するんだけど、だらだら漏れ出てしまっているという描写を希望。なんかほとんどの登場人物が感情丸出しのような印象を受けます。乙女が中心なんだから、抑えようと思っているけど止め処なく溢れる想いってのが見たいんですよ。内心がドロドロしている感じのヤツ。だからニナの描写には大満足なんですけどね。「アリカの描写がそうであって、そこらへん読めてないオマエがバカなんだ!」とご指摘の向きもございましょう。スタッフもそういう描写をしているんでしょうけど、私にとっては違うんですよ!と熱く語ってみる。