その治癒師#5
ヒュドラ退治のその後と新クエストの受注。主人公の超然とした態度がアレだが、結局のところこれってギルドを一つの企業(とか学校)の一部署だとしてのサラリーマン物語なんだろうね…。前回追放された剣士あたりはパワハラ上司なわけで。そう考えるとあんまりストーリーに躍動感がないのも納得。そう考えるとヒロインの立ち位置にリアリティがないといえばそうなんだけど、別にこの物語が会社組織をいちいち一対一の対応で描写してるわけでもないし、ファンタジーの世界観と現代の会社組織のエエトコ取りというか、そのへんは別に曖昧であって全然構わないので…。なのでファンタジー設定が矛盾なく構築されてるかどうかも重要じゃないから、ようやっとこの時点で肩の力を抜いて視聴できるようになったというか。ただ、そういうことだとガス抜きがメインなので、それを是とするか非とするかは視聴者次第ってことになる。
で、個人的には@前田佳織里の演技に軍配を上げるかな。ヒロインの声を聴いてるだけで元気が出るとかそういう勢いがある。企業組織の論理に振り回される現代人のエナージャイジングに@前田佳織里成分を補給する作品というのが本作の立ち位置かな。