シャイニング・ハーツ 〜幸せのパン〜 第6話

 @広橋涼ドジっ娘、絶品だねぇ。
 紅茶王子だっけ?、と紅茶姫?の登場。あ゛〜、もちろんドジっ娘メイドの担当回ってところか。いや、実はネリスの担当回だったりする。
 たぶん以降動かしにくいと感じたから、三人のうち最初(第2話)にエアリィをもってきたんだろうけど、エンドロールの順にあるとおり、メインヒロインのNo.1はアミルで、No.2がネリスなんだろう。で、アミルは待つ女、ネリスは傍らに付き添って支える女ってとこだろう。やはりエアリィが超然としすぎて男との距離が大きいせいか今一パッとしないが、修道女の格好からすると彼女に与えられた記号はおそらく受容性だと思われるから、危機的状況などで光りだすような気がする。
 ネリスのタメ口が前から気になっていたが、これは男との距離が短いことを示し、文句言いという役割は、集団(というより視聴者)の代弁者というものだし、そこらへんアミルでは描けないところをうまく補足している。
 今回は全体を通して興味深く視聴したのだが、なんといってもテキストの仕込がよかった。メイドが店では作ってない商品を注文するという謎かけ(城に顔見せに来い)を、さすがに若いリックたちが理解できないので、マデラが助け舟をだすって構造だよね。王子達はドジっ娘ローナにはわざと教えていないんだが、リックたちが謁見(って雰囲気じゃなかったよね)したときにはお迎えの準備が整っていたことで明らかに感じたのだが、さすがにわからない視聴者向けに拾ったブツは隠しているってバらすことで、思惑が最初っからあったことを明らかにしてた。本当のことは直接言ったりしないのがやんごとなき方々のスタイルであって、まぁなんともそれっぽい。でもなんだろうな?、そういう在り方は日本ではありそうなんだが、西欧を意識したRPGだと、大抵ミッションは王様からダイレクトに伝えられるのが多いが、やっぱ仄めかしだとか真意を隠すだとかいうのは日本独特の慣習だったりするのかね?。
 怪盗ブラックテールがシャオメイだっていうのは、ゲームのサイトで目にしてたんで、自分はそれほど驚かなかったんだが、このあっさりとした明かし方は清々しいな。端的に言って尺が足りないからなんだろうけど、カグヤとか機械少女あたりの謎と繋がりそうでなんとも。
 しかし、含みを持たせた表現がなされるということがわかったら、俄然面白く感じてきましたよ。