終末トレイン#12

 救出なってEND。こうやって作品も週末を迎えたわけだが、ふりかえってみるとやはり7Gなる大変化は小鼠カイカクであるという要素を否定するものはなかったと思う。で、それは元に戻せるし、現に戻してみたら一部風景が変わってた…というのも日本の現状を示唆するもの。ただ、吾野では大人が動物から人間に戻ってはいなかったので、都市部より破壊の程度が大きく、元に戻るのも限定的ということになってるのもそう。主人公に助けられた友人も、夢をあきらめたわけではないが、地方に帰るようなので、これも首都圏集中に対する批判要素と思われる。監督はあの水島努だし、まさか本気で友情がこの作品のメインメッセージであるとも思われないので、社会問題がメインテーマでなくてもそれなりに伝えたいものはあったのだろうという感じ。
 うーん、なんやろ?。新番チェックの頃は自分の中で他を圧倒する期待度ではあったんだけど、期待外れというわけではないが、どうにも突き抜けたものはなかったという評価。まさか政権批判を何のオブラートにも包まないことはやるはずがないので、どうしても波にものが挟まった言い方になるのだけども、それにしてももうちょっと確かな手ごたえみたいなものが欲しかったかな…と考えるのは贅沢なんだろうか。


Lv2チート#12

 温泉地でのドタバタも収束、各キャラや主人公まわりの人たちの方向性を示してEND。放逐のんびり系でほんとうにのんびりするだけというわけにはいかないから、どうしてもトラブルを紛れ込ませて世のために働く主人公を描く必要があるわけで、そのへん構造からもう類似作品との差異はあんまりない…といった感じだが、終わってみると全体的に好印象で完走できた印象。ストレスレスな作りなのも今ドキの作風なんだけど、ストレスがなくぼんやり眺めていられるだけの他の作品よりは楽しく視聴できたので、そのへんがスタッフやキャストの力量なんだろうなという感じはする。
 そういやOPは電波ソング的な中毒性があったし、EDはおもちゃ箱をひっくり返したような楽しさがあって、音楽的にどーなのよ?とか、これを好きと人前で言うにはこっ恥ずかしすぎるとは思うけど、毎回楽しんでたwww。人にはお勧めできないけど、自分的には割と当たりな作品だったな。

鬼滅5#7

 ラスボスの本拠地への侵入を許してしまい、こちらの大ボスとの対面シーンでヒキ。次回で最終回らしい。鬼滅といえばクライマックスでの爆発的なカタルシスと思っていたから、なんか意表を突かれた。ただ、例えば今回の、主人公が修行を一通りして囲炉裏端でモヒカンくんとしっとり会話するシーンは、なんか胸に沁みる感じがしたなー。@岡本信彦、最近は脇役、それも悪役寄りの配役が多いんだけども、ベテランの域に達して、こう見てる人の胸にストンと落ちる演技がなかなかにしてよい。

無職転生2#23

 師匠との距離がグッと詰まるの巻。こうなるのかー。冒頭の、転生前の両親の描写は何だったんだwwwってな感じだけど、これも一つの家族の形にってことなのかな…。ファンタジーだし現代的価値観に沿うストーリーにする必要はないんだけど、ハーレム系萌えアニメっぽいご都合主義とはちょっと距離を置いてたような気もする(主人公の性欲はまぁ一般的男子の範疇だとは思ってたので)から、ダメとは言わんけどちょっと期待外れっぽい印象。