おーいトンボ#10

 超絶難易度のホール攻略続き。うーん、自分はそれほどゴルフに興味はないので、深く技術的なことに立ち入られても置いてけぼり感パネェという感じ。なのだが、原作の連載誌がバリバリのゴルフ雑誌なのでその手のヒトには面白さは伝わっているのだろう。かといってもっと技術的なことを噛み砕いて説明して欲しいとも思わんし、これはこれでいいんだけど、技術以外のところにそんなに見どころが見当たらないのでパンピーにはつらいかな。


天使つき#11

 主人公が相撲部の合宿に参加する話www。水着回に温泉回とラス前にお約束を一気に消化してきたなという感じだけど、河童のコミュ能力が向上したのを確認するだけのテーマしかなかったし、贅沢な尺の使い方やな…というところ。

怪獣8号#9

 また新たな怪獣が攻めて来る話。うーん、敵が現れては討伐の繰り返しで単調なことこの上ない。これも結局シチュエーションの組み合わせでしかなくってどうにもな。
 怪獣といえば、ゴジラだのウルトラマンだのが思い浮かぶのだけども、何が嚆矢なのかはさておき、敵に怪獣を据えているからにはやはり原作者もそのゴジラウルトラマンの怪獣をモデルにしてると思わざるを得んわけだが、ゴジラウルトラマンの怪獣も元は人間社会の矛盾などのメタファーなのであって、結局のところ人間の所業がそのまま人間に降りかかるという構造を持っているものだども、この作品の怪獣がそういう問題について希薄というか、なんかいかにも地震とかなんかの天災っぽく見せかけているのがどうにもね。もちろん原作者がなんらかの社会問題を作品に込めることから逃げてると言い切るつもりもなくて、主人公がなんで怪獣化したのかとか、主人公と同じようなヒト型の怪獣のなかでも、主人公のように正気を保ってる者もいれば敵対以外の態度を取ってないものもいるという違いがあるので、それなりに考えもしてはいるんだろうけど、なんで社会問題を描くことから逃げているのかどうにもな…。ゴジラはともかくウルトラマンは子供向けであって、まぁいうなればニチアサの子供向け番組のように説教臭くはあるので、エンタメという観点からは別に絵とかシチュエーションだけでカッコよさを表現してそれで観客が満足すりゃいいジャンという考え方もあるけど、逆に子供向け番組のシナリオライターがあれだけ理解力の乏しい餓鬼相手に必死で何らかの価値観を提示しようとしてるのに、そういう作品と比べてメッセージの量も質も劣っていて、映像表現だけで魅了するとはよっぽど子供騙しなんじゃねという気がしないでもない。いやだって、ウルトラマンとか、毎回毎回題材やテーマを変えて国内問題だけじゃなくて国際問題に至るまで言及しようとしてたんやで?。
 いやまぁ小難しい問題を取り上げて読者にそっぽを向かれたら元も子もないんで、原作者なり編集者なりも読者のレベルに合わせてウケるように作品を作ってるだけとはいえるんで、あんまクリエーター側を非難してもなとも思うし、逆に読者の方が低俗になってるんだろうなとも思うんでなんともな…。ただ、同じジャンプ系でいかにも努力友情勝利でも鬼滅はちゃんと人間の持つ業の孵化さとか悲しさなどを表現しようとしてるからね…。まぁまだ終盤に入った段階なので、壮大なテーマがこれから示されるかもしれんし…なのだけどもどーなんやろ?。続きは原作でのあのね商法なのか変則2クールとかでまだまだ続くとか?。