かくしごと#1

 新番チェックをしたときはそうだと認識してなかったんだけど、久米田康治原作の最新連載漫画が元ネタ。そういやかなり前に漫画家モノを連載してるってどこかで見たような気はしたが、それっきり忘れてた。やはり昔良く通った喫茶店が潰れてしまって漫画雑誌を全然チェックする機会がなくなったのは大きい。
 この第1話を視聴してから、Wikiかくしごとのあらすじ部分と久米田康治のページを覗いてみたが、絶望先生の連載を’12年に終わらせてることにビックリ。それまで彼の作風はかなり身も蓋もない社会批判が1つの持ち味だったから、切り上げ時と見抜いていたのだろう。実際政権批判をする作品には今の所容赦なく圧力がかかってるから、この判断は正しかったといえる。今、このタイミングでも浦沢直樹がネットスクラムで圧力かけられてる最中だから、いや、ホント、かってに改蔵とか絶望先生を拾い読みしてたときは社会批判要素もそうでない部分にもセンスに只者ではないものを感じていたから(ネタが尽きないのも感心してた)、時勢を読むのもセンスがあるのだろう。
 さて、神谷浩史も出てることだし、シャフトかと思ったら違ってた。で、よくよくチェックしてみたら、原作連載誌、小学館じゃなくて講談社月マガなのな。作風はやはり久米田節って感じなのだが、コント風味ではあるがギャグとはちょっと違うな…と思っていたら、話が進むにつれギャグ風味もかなり混じってる。
 親が漫画家で、娘が影響を受ける話で印象深いのは田中圭一のコレ
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 魚拓
 で、親は親でもいろいろ違うんだろうなとは思うが、まぁ久米田のほうが一般的な家庭って感じはする。ただ一生隠し通すことはおそらく不可能なので、身バレのときどうするんだろ?みたいな不安はつきまとうのではなかろうか。まだ連載続いているみたいだし、そのへん話をまとめるのかどうかすらわかんないが、別に久米田の面白さはそういう物語性というより時事性だったりするので何の問題もないはず。
 タイトルがひらがなで、おそらくダブルミーニングなんだろうと思っていたが、自分新番チェックのときにちゃんと漫画家であることを隠し通すというのを目にしていたのに、「隠し子と」*1という意味を連想してた。アホである。とはいえ、作中でいきなりもう一つの意味を開帳していてちょっと戸惑ったというか。

*1:with 隠し子