ブラッディ マンデー終わる。

 名残惜しいからと喫茶店に行ってきた。マガジン連載も結構整理の段階らしい。絶望先生もあと2ヶ月ちょっとで終了ということだ。でも絶望先生のほうは細かなところまで読み込むことはしなくなっていたので、なるほど勢いはないような気がする。
 BLOODY MONDAYは途中からのチェックだったので全体像からの感想にはならないのだが、なんか中途半端に終わったな。経済混乱を企図してそのどさくさに日本の合衆国からの独立を図るという九条総理の狙いが明らかにされて、主人公の敵が、敵としてゞなくもう1つの対立軸になってこれは面白い構造になったと思っていたのに、徹底徹尾悪者として処理されていたのが返す返すも残念。たぶん作者もそれを狙っていたんだろうが、なんかハリウッド映画っぽ(い浅薄)さが鼻につくようになってしまって、せっかく盛り上がった期待感がしぼむのが残念だった。なんかマガジンってそういう構造を示そうとすると途端に連載が終わってしまうというか、なんかもどかしいね。そういや昔クラスメートの女子が自衛隊だか軍隊だかに入隊してそれの追っかけをする男子が戦闘に巻き込まれるって漫画があったが、あれも急に連載修了になったしな。
 他にチェックした漫画も面白いものがあったのだが、それはともかく久しぶりに置いてあった週刊ポストを手にとってしまった。安倍と麻生の対談が載っていてうんざり。政権交代民主党のあまりの酷い変貌ぶりに失望するのもわかるが、安倍・麻生はねぇだろ。そういや三浦知寿子の連載も開いた口が塞がらなかったな。国旗国歌を敬えとかのたまってた。どんな貧しい国でも国歌は歌ってるぞとか言ってるの。いや、このオバサン鼓腹撃壌を知ってゝ、こんなミスリードしてるんだろうな。貧しいけど国歌や将軍サマを敬う国と、豊かだけど国歌何するものぞという国とゞちらが素晴らしいのか。三浦知寿子は率先して日本を捨てゝ、北朝鮮でも行ったらいゝ。間違いなく彼女が目指す理想的な国だろ。
 週刊現代も手にとってパラパラめくってみたが、なんか一昔前の週刊プレイボーイみたいな内容になってゝ失望した。そういやこの手の週刊誌を読まなくなって5年ぐらいになるな。雑誌が売れなくなっているってのは知ってたが、そうなると読者迎合型の編集になってしまい、劣化するんだな。テレビ・新聞がそうなってしまってかなり経つが、雑誌もそうなるんだ。なんか空恐ろしいな。カネ払って庶民をバカにする本を誰が手にするんだ?と思うんだが、編集としては反骨を気取っても売れなきゃ意味はないんだろう。気に入らなきゃこちらは買わないだけだし、なんか編集は気の毒だなという感じではあるのだが。