ウマ娘 プリティーダービー 第9話

 そうか〜、やっぱり復帰させるよなぁ。
 競走馬がえゝとこ3シーズンほどしか競技馬生がないといっても、せっかく入手したキャラを短期間で使い潰させるというのはゲームとしてあまりにえげつないというのもあって、そのへん怪我したからスグ退場ってわけにもいかないんだろうな。まぁ推測ではあるが、競走馬ともなれば、現役の場合は人手もコストもシャレにならんぐらいかゝるわけで、怪我でもして復帰に一年とかゝゝってその末競走馬としてもう走れないとなれば、まぁ普通は無駄飯喰らいと判断するわな。そのへん擬人化したのだから、人間なら使い捨てになんかしないでしょという理屈付けでもあるのならそれはそれなりに説得性がある。
 で、結局スポ根かよと思いはするのだが、とはいえスポ根とは違う価値観をゲームの販促としてシナリオに付加するか?といえば、その示したものが必ず好意的に受け取られるのであればよいが、まぁゲームなんだから基本自分の理解の及ぶ範囲内でシステム化されないとそっぽを向かれるのが必至なので、こういう企画に冒険はできないわなとも思うわけで、正しい判断といえる。
 しかし、なんだな。ずっと競女との比較をしていたんだけど、同じギャンブルが絡む素材として、こちらはさすがに下品さを極力取り除くことに成功しているかな。競女も作品内で博打要素はほとんど入れてなかったんだが、どうにも下半身に訴えかける部分があからさますぎて途中からうんざりしてた記憶がある。
 あとなんやろ?、競馬のもつ特色なのかもしれないが、二位じゃダメってのが自然に示されていてこれはこれで良い感じがした。競馬だとトーナメント方式なりそれなりの方式なりにしても、すべての馬から決定的な一番を決めるってことがしにくいようなので、調子や機会があったそのレースの一つ一つを一期一会の心構えで競うって感じにならざるをえないんだろうね。