はるかなレシーブ 第6話

 一回戦だけなのかよ。
 普通なら負けるところまでやって、その負けた試合で次の課題とかやるんだろうけど、おそらくそういうのは無いんだろうなと。エクレア組の描写もほとんどなかったからバランスをとってもいるんだろうけど。まぁこの試合でビーチバレーを楽しむ基本的なところはだいたいやったような感じなので役割は十分に果たしたと言える。
 動画部分も、一枚一枚の質や使い回しはともかく枚数はがんばってるなという感じ。見せるべきキモに枚数使っていてそこらへんはさすがにぬかりないなという。風の表現はなかなか難しいというか、例えば風上風下の違いをコートチェンヂで体験すると、ホント向かい風のときはこんなにもサーヴは届かないのかと驚くほどなので、実際にプレイしても間近で実プレイを観察しても難しいものをアニメで表現するのが難しいのはまぁ当然というか。
 シナリオも基本的なところはやはりフォーマットなんだが、結構踏ん張ってる感じ。まぁさすがにそこまでとも思わなかったが、もしかすると相手チームが心を折るとか言ってたから、かなたの消耗作戦で木の下に埋められる展開になるのかなとかちょっと期待してた。
 そもそもビーチはインドアからの出張や転向組が多いのでインドア絡みの鬱屈とか当然予想されたのだが、バランスは取ってる感じ。とはいえ、先輩に報いるとか言ってた生徒は仮にビーチで勝ったとしても、やはりインドアで勝つことこそ報いることになるわけで、あの激情は冷静に考えたらありえないはずではある。インドアで勝てない代償行為をビーチで果たすとか、まぁビーチ専業でやってるものに対して失礼ではあるのだが、はるかはいちおうシロートだし、実力の世界で勝負を超えたところに失礼もなにもないというのもあるわけで。
 知識がちょっとでもあれば、今回台詞にあった通り、インドアとビーチは質の差があるというのはわかるんだが、一般的にはどうしても卓球と温泉卓球の違い程度にしか認識されないよね。