艦これ、イヴェ雑感。

 結論から言うと、今までのイヴェよりバランス調整がうまくいってるかなというイメーヂ。
 個人的にはE4オーラスの空母マスの門番具合だとか、E5オーラスの運頼みのドンパチ具合とかいつもの運営のやらかしだとは思うが、かなりのユーザーが苦難を強いられたE5-2は個人的には編成の組み立てを考えさせるマップでそれほど悪印象はない。確かに自分はゲーヂ破壊編成初到着でクリアしてしまい、運が振れたら何度か周回を強いられたと思うが、E5-3のように、編成自体はルート固定編成をよくよく調べたら運営推奨のものが浮かび上がってくるし、その編成で周回を繰り返して当たり籤を引くだけのマップなので、最終編成は装甲破砕効果オンオフともクソマップという感想。もちろん、それも攻略組が特攻やルート固定を明らかにしてくださったおかげであるので、正直なところ自分がやっているのはマップを解くというよりは、追試and自分の手持ちに対してのリファインでしかない。攻略組はそれこそ札の切り方のリスクをちゃんと取って攻略しているのだからそれに及ぶべくもないのは言うまでもないことではある。


 今回はやはり手持ちの札の切り方に結構悩まされるのが特徴的だった。終わってみれば結局温存して使わなかった札も多くて、最初っからマップが公開されていれば重複艦などなくても十分攻略のできるものであったのだが、やはり先を見通せないと札の切り方に延々悩むことになる。後半海域は欧州艦縛りというのがあるだけでなく、大西洋を舞台としたE5は欧州艦必須なのに、地中海を舞台にしたE4などはイタリア艦という札を切らないほうがむしろ正解だというのはちょっと評価がし辛い。E5ではザラポライタロマを使ったほうが遥かに楽で、E4はそれらがなくても支障なくヽリアできるからだ。結果からするとリベはE5で使うと友軍艦隊の強編成を弾くから、むしろE4でつかっちゃえということになるのだが、それを初見で見破れというのは不可能。札関係は艦種ごとに見ていこう。

 問題ない。E1でしか出番がないと考えても言い過ぎでないし、何を使っても支障ない。

 もう分類からするのがめんどくさいので思いつきで書いていく。


 対空、これは特に秋月型の割り振りになるが、磯風浜風の乙改実装で少しは楽になったかも。とはいえ、初霜や潮など、今までも秋月型が足りなければ代替として使用していたから致命的になるわけでもない。が、今イヴェではやはり秋月型を使い切ってしまう。E3E4E5ForceHRheinとやはり切り方を間違えるのは悪手になる。


 対地 これも朝潮型が改二になって選択肢が増えた。割と複数の海域で対地型が必須になったので、慎重さは必要だったが調子に乗ってバカスカ使わなければ余るぐらいにはなった。


 対潜 これもかなり改二で増えたばかりか、無条件先制対潜艦が増えて選択肢は増えたと言える。強敵が増えたせいで単なる無条件では与ダメが不足気味で、シナジーの発生する装備二枠が推奨になってる感はある。これも調子に乗ってバカスカ使わなければ余るぐらいにはなった。


 大発 輸送マップが二つぐらいだったので、これも調子に乗ってバカスカ使わなければなんとかなった。しかし対地駆逐と兼務になっているものが多いのでやはり慎重に選ぶ必要はあった。

 思ったより数が少ないので、やはり慎重さが必要。よっぽどヘンなことをしなければ詰むということはないが、複数の役割を兼ねているから、海域の特性を掴まないとしんどい思いをするとは思う。


 対潜 ほとんどの軽巡で三式セットで先制攻撃ができるのであまり頭を悩ませることは少ない。無条件で先制ができても与ダメが小さいので、それだけを目当てにしてもダメになってきている。


 対空 結構難しい。専用CIを持つものは効果が小さくて、秋月型のCIを邪魔するぐらいならしないほうがマシな場面も多い。正直対空は他の艦種に任せたほうがよい。


 水戦/甲標的 これも結構難しい対空と違って割と決定的になる。制空値の嵩上げのためにとくに由良や多摩の札の切り方が求められる場面はある。なくてもクリアできるとは思うが、水戦に関してはE5-3機動編成でどちらか使えたほうが便利ではあった。最新鋭軽巡はE1で穴を開けて副砲連撃は良い手だが、補強増設の温存のため自分の場合出番はなかった。大淀も使えば効果的な海域はあるが、なくてもなんとかなると思う。

 いわずもがな。サブを使わなくても十分クリアできるイヴェだった。

  • 重航巡

 やはり水戦の載るザラポラ航巡の使い道は考えどころだが、ザラポラは欧州艦縛りで除外するとしても今回は航巡は余裕があった。対空番長の摩耶も特にどの海域で使うのがベストかというほどのものでもなかった。自分はE4レ級ルートの通過のために使ったが、そこで必ず摩耶が必要というほどでもないと思う。とねちくはモチーフ繋がりでE3必須だし迷うところもない感じ。
 大火力重巡や魚雷CI目当ての幸運艦もどうしてもこの海域でなければというほどのものもなかった。

  • 軽空母

 これも余裕があった。特に今回は高速縛りが緩かったので、選択肢は多かった印象。E5水上編成では艦載機が枯れないようソロの搭載数が大きいものが第一に二つ欲しいが、これは定番のちとちよでなくても、RJや酒飲みでも代替ができそう。第二に軽空母を配するのはこれも定番のずほでもよいが、RJや酒飲みでもよさそうではある。先制対潜を期待してずほを使っても与ダメが小さいので、特に道中のクソガキにはほとんど無力で目が点になった。

 慎重に使えば特に困ることも無かった。E3はモチーフ繋がりで赤城飛蒼は実質固定。E5は欧州固定で間違いないだろうし、なにか困るような要素も思いつかない。サブ蒼龍を使ったが、これも他の正規空母でよかった。

 使い所が決まっているので困ることもない。もちろん足りなくなるということもない。

  • 戦艦

 水戦が載るやつと、今回は特に艦戦艦爆が載る伊勢の使い所が注目点だったが、特にどれがどの海域でないといけないというほどの厳密さはあまりない。金剛型は上記と同様使い所が決められていて迷うこともない。今回自分は大和型扶桑型はお留守番だった。
 欧州艦はそれなりの難しさがあるのだが、イタロマをE4で使うと選択肢が狭くなるのは上記の通り。リシュは特攻があるとWikiに書いてなかったような気がしたが、実際にE5水上で使っても三桁与ダメはそれなりに出していたから特攻の有り無しで採用を控えるのはあまり意味がないように感じた。

  • その他補助艦艇

 あきつ丸は自分は使わなかったが、制空補助で使う場面はあり、戦術の幅を広げることにはなるが、必須というほどでもなかった。水母はコマの使い所が固定なのでこれも前もって調べておけば迷うこともないだろう。日進が実装されたら水母ちとちよの出番はどうなるんだろうか。



 とまぁ、攻略中はなにをどこで使うか凄く悩んだが、終わってみれば結構余裕があったことがわかる。二持ちすれば楽にはなるが、今回のイヴェだと二持ちでないとダメという場面はなさそう。自分は二持ちの便利さに慣れてしまわないようにできるだけ複数登場は避けたが、それでも五十鈴と蒼龍はサブを使ってしまった。とはいえ、それも使わなくても支障はなかったと言える。艦種の選択に関してはだいたい以上の通り。



 期間であるが、当初運営が二週間プラスアルファと考えていたらしいが、絶対短すぎる。ゲームデザイナーは答えからマップを作るだろうからどうしても甘く見積もってしまうのだろう。ちょっと前まで後半海域はメンテ終了の2〜3日後に公開だったのだが、今回は一週間もとっているからなおさら。自分は金曜までにメンテというのを信じて掘りまで含めて時間調整したが、これ、人によっては時間調整ができないタイミングだったと思う。有給とってじっくり取り組むユーザーも居るんだろうから、運営はもっと期間について余裕を持って考えたほうが良いとは思う。特にシステム総とっかえで不安定なカーネルでイヴェントを始めたのはマズイ。自分はBGMが鳴らなくなったらおそらくプログラムが不安定になっているだろうと推測して、細切れにブラウザを再起動してプレイしていたので致命的な場面で失敗はしなかったが、それでも何度か白画面やハングアップ画面を目にした。途中で安定版をリヽースしていたが、それでも白画面や画面が凍りつく体験をしたので、これはちょっと根本的なところでやってはいけないことをやってる感じはする。せっかくバランス調整が改善してきたのにもったいない話ではある。