メルヘン・メドヘン 第5話

 ようやく石鹸描写がオミットされる。
 うーん。この回はこの話でよく出来ていると思うんだが、やはりこれまでの仕込みが残念というしかない。間も十分にとっているし、作画崩壊もしていないようだしで、おそらく制作陣のエリートをこの話に集中させたんだろうなと思われる。
 が、結局当初から思っていたのだが、なぜ日本校にシンデレラなのかというのが謎。逆にシンデレラモチーフで今回の話は固められていたから、そういう構成はすばらしいのだけども、土御門も加澄も日本モチーフなんだからなんか食い合わせが悪い感じはする。他校のメムバーも何人かは国籍に関係ない国の物語と契約しているようなのでそのへん主人公だけがおかしいというわけではないのだが、世界の危機を救うのが日本人だという作品にありがちなご都合主義に近いものを感じる。
 基本的な魔法も以前使えるようになっていないどころか契約を破棄している主人公がどのように危機を乗り越えるのか、おそらくその部分こそがこの作品が支持された理由の一つになっていそうだから、個人的には不安よりは期待のほうが大きい。