7i5マシンCPUクーラー換装

 先日XPi3マシンのCPUクーラー&電源を換装して苦労したのだが、今回は本番とも言えるメインのWin7マシンのCPUクーラーを換装してみた。
 そもそもこの7マシン、XPマシンよりハングアップ頻度が凄くてどうにも困っていた。どちらもCPUクーラーは純正で、別にクロックアップもしてなかったからなんでだろうぐらいには思っていたのだ。気が向いたらケースの蓋を外してホコリを取り払うなどをしていたのだが、先日とうとうCPUクーラーの取り付け部分が破損。かろうじてグリス部分でCPUとクーラーが接しているという状態になっていた。
 が、不思議なもので、それでもハングアップ頻度が増したか?と言われるとそうでもない。個人的に?だったのは、夏のほうがハングアップ頻度が少なくて、冬だとか季節の変わり目あたりでハングアップする印象。酷いときには日に3回ぐらい落ちることもあった。本当にCPUクーラーでの冷却不足による熱暴走なのかはイマイチよくわからないのだが、とりあえずいつかは交換すべきなんだろうなと常々思ってはいた。




 純正クーラーが取り付いている状態。そんなにホコリは溜まってない。





 サイスの白虎。本当は虎徹を買うつもりだったのだが、虎徹はMarkⅡになって弱冠コストパフォーマンスが悪くなっていて、インテルだから白虎で良いかと値段のやすさを優先した。もう箱の段階からデカイ。今ドキの「普通の」CPUクーラーはこんなのか。




 箱を開けるといきなりグリスが目に入る。だいたいCPUクーラーを買うと別途グリスを買うのはめんどくさいからこれはありがたいのだが…。




 箱いっぱい、ギチギチに詰まっている。これを取り付けるのか。





 取り外したi5純正クーラーとの比較。やっぱり規模がぜんぜん違う。但しヒートシンクのフィンは純正のほうが厚く、これは薄め。表面積を稼ぐためには確かにこのほうが適当ではある。そのせいもあってか重量はそんなに重くはない。






 グリスをアルコールで拭う。今回は付着しているグリスの量が多いと思い、エンボス加工されたキッチンペーパーを使ったが、予想より除去できなかった感じ。





 今回は付属のグリスを使わず、わざわざ冷却効率が良いと思われるグリスを別途購入していた。本当ならXPマシンにも使うつもりだったのだが、あちらはCPUクーラーにあらかじめグリスが塗布されていたからわざわざそれを拭ってまでこのグリスを使うこともないと諦めたのだ。





 CPUクーラーを取り付けたところ。マザボを外さずに作業できるのがありがたい。これ、手前がケース前部、奥がケース後部。左←がケース底部で右→がケース上部なのだが、電源からのケーブルが邪魔をしてる。難しいところだが、ファンがケース底部に来るようにして、下から送風し、排気暖気は電源のファンに吸い込ませて外部に排出という形にするという方法もある。が、それだとCPUクーラーのファンがメモリに干渉しそうなので仕方がなくこの形に。一つ、ヒートシンク上のファンの位置を変えて、ファンがヒートシンクに送風するのではなくてファンがヒートシンクから吸い込むという形にすれば良いのだろうが、そこまでする気力は流石になかった。そうすることでもしかしたらファンに当たる空気の量が減ることも考えられるというのはある。




 さて、ハングアップの原因がCPU冷却不足による熱暴走なのかどうかもわからないので、これにて解決したかどうかはおそらく数ヶ月の運用後でないと結論は出ないと思う。が、静音化には効果があった。騒音としてはXPマシンのほうが大きかったので、そちらのファン交換である程度静かになってはいたのだが、今回白虎に換装してさらに静かになったことを実感。夏場になるとファンが多く回る機会も多くなるだろうからその時はその時だろうが、これは嬉しい効果ではあった。