ワレ、ツヒニアジャンタノ攻略ニ成功セリ。

 五年前にアジャンタを探してたどり着いたが、その時は盆休みかなんかで営業してなかった。せっかく札幌に来たのだから、今度こそという面持ちで出かけたのが実は昨日。ネットで調べたところ、なんと移転して前回訪れたところにはないということなので、ざっと調べると、市電の南端の石山通停留所より、その石山通を南下して1㌔かそこらのところにあるというのを頭に入れて適当に歩いていた。が、なかなか見当たらない。どうせ歩いているうちに石山通り沿いにあるだろうからそのうち見つかるだろうという認識だったのだが、30分歩けどもどうにも辿りつかなかった。結局南38〜39条付近まで歩いて付近の人に尋ね聞けど、これまた埒が明かない。もうかなり疲れてしまったので、また明日今度は念入りに調べてから出かけてみようということでバスですすきのあたりまで帰った。
 で、ネカフェで調べてみると、なんと石山通り沿いではなく、一本奥に入ったところにあるらしいということで、そりゃ見つからんわなとがっくりきた。やっぱ大雑把では難儀するということで、今度はかなり正確な場所を自分なりに把握して再度挑戦。
 バス乗り場北2西1を見つけるのにこれまた難儀したのだが、なんと近い場所に中央バスやJRバスの乗り場があるだけでなく、本命のじょうてつバスの乗り場も近い所に二か所あるという混乱ぶり。それに、自分はネットで南55という路線に乗ればよいと思っていたのだが、直前に南54という路線のバスが先に到着して、結局のところそれに乗っても同じ目的地の停留所に行くのに、それを見過ごしてしまっていたというこれまた自分も頭が固いというかつくづく余裕のない行動でバカとしか言いようがない。まぁそれはともかく、混雑する真昼間を避けて南55のバスに乗り、南警察署の停留所で下りる。

 降りてちょっと北上すると、最初の曲がり角というか東への入り込み口ですぐに大きなサイズの店があるのでそこを東に曲がる。画像は向かって左側が南警察署になる。だから、方向的には真向いなのだ。

 こうぐっと入って行き、この大きなサイズの店の端が見えたらそこを左折する。

 ちょうど真ん中に写っている電柱のところを左折ね。

 そして細い路地に入っていくわけなんですがぁ、すぐ左手に看板でも見えるはずが、無い。これには正直驚く。

 その不安を断ち切って数歩ほど歩くと建物の陰に隠れていた目的の店アジャンタが見つかる。
 ちなみに本日9月19日現在のgoogleストリートヴューの画像は

 になっている。真ん中のはしごが見える、前にバイクが止まっている建物がそっくりなくなってアジャンタに建て替わっているのだ。

 要するに、アジャンタの店の前は駐車場になっており、その分店が奥まっているから曲がってすぐに目に入る位置ではないということ。まぁどっちにせよ石山通りに面しているわけではないので、ちゃんと位置を確認しておかないと道路から見渡しても見つかるはずがない。
 まぁそんなわけで、定番のとりを頼む。

 カレーの入っている食器は、自分が使用している赤城のどんぶりよりは一回り小さいのではあるが、それでも小さなどんぶりといって差し支えのない大きさはある。左に見えるのはトウガラシ主体のスパイスが入っており、それを適宜かけて食すのだ。
 味はそこそこいける。量も多いので一食完食すると食べごたえはあるのだが、1100JPYなので、お値段は一食分としては高め。スープは脂がこってり浮いているせいかコクがあり、油のしつこさは少なめではあるがどっしりとした味わいではある。
 で、食して考えるに、コレやっぱり学生時代には食べてないという結論に達した。まぁ学生時分は他人が食いに行く場面を見ていたゞけなんだろう。
 営業時間は11:30〜15:00まで。五年前の訪問時も、窓から確認した営業時間はやはりそうだったので、疑問に思っていたのだが、どうやら店主がもう70歳超えているらしく、体調を考えてのことらしい。学生時分は食べに行く連中は夕方とか夜とかのほうが多かった記憶があるが、その当時は店主も若く夜遅くまで営業してたのかもしれない。
 いやまぁこれで五年越しの目的達成と相成りました。まぁうまいっちゃぁうまいんだけど、上述の通り値段が1000円を超えるので、どう考えても日常使いする店ではないと思う。店主が高齢だということが自分にわかったので、これ、やはり訪問を先延ばしにしたら、次北海道に来た時に店が無くなっている可能性をどうも捨てきれないんだよね。だから行けるときに行っとかないとあじ萬の二の舞になりかねないわけで。


 アジャンタが遅い昼飯だとすると、夕飯は味の三平。札幌で文房具屋の上にあるということで有名なあの店。前回はどうやら定番のミソラーメンを食ったようなのだが、今回は敢えて塩味にしてみた。


 前回と同じような味の感想といったところ。ちょっと塩辛い感じはした。この三平のラーメンも、一杯850JPYだからねぇ。晩飯の値段ではあるが、それをラーメンに適用して良いものなのかねぇ…。