なんか日本の組織同士の内部抗争のほうが酷くね?。先の大戦ではそのおかげで日本が滅んだといわれても違和感ないけど。
D機関のエージェントが捕まって、最終的には逃げおおせる話。ロビンソンクルーソーの話が被されていたから、それが今回の話でどう調理されているのかを楽しみに視聴していた。自分的な予想では、捕まったエージェントが敵国にとらわれたまゝ長期間拘束されるという顛末になり、その拘束状態がロビンソンクルーソー状態と重ねているのかもとか。
スパイはそうであるとバれたらその時点で無力化されているのであって、捕まったのならなおさらであり、ならばこそもう助けるメリットはなくて、変に逃げたりすればそれこそ問答無用で射殺される危険性が増すから、今回の逃げおゝせるって結末は個人的にはあまり評価しない。なにより今回逃げる手助けをしたあのフライデイがそもそも入り込むのが凄く困難でありえないのと、入り込めたのなら彼を通じて情報を入手するほうが効率がよい。基本スパイは使い捨てなんで、あのような非常事態を想定してバックアップとか、それだけでかなり危険で実現困難な任務なのにと思ってしまう。起こるかどうかもわかんないのにね。
しかしまぁこれもリアリティを気にしてたら楽しめないというのは第1話あたりのエピソードで学習してしまったので、もう各話の展開がどうなるのかを楽しみにしてる。まぁ難しいところで、自分がリアリティがないと思っていても過去は任務遂行の際はあれがあたりまえだったかもしれず、そのへん自分で調べるつもりもないので気楽な視聴とはいえる。敗戦まもなく陸軍中野学校とそのまゝのタイトルで映画が作られたのだが、実際に中野学校に居た人に言わせれば、映画で描写されていたことは八割以上が本当のことゝ言ってたらしい。まぁその発言もどこまで真に受けてよいのか疑問ではあるが、そうなると原作者もそれを手本か参考かにして原作を書いているわけで、原作者自身がリアリティのありなしを適当に織り交ぜながら書いている以上、視聴者がリアリティ云々を取り沙汰するのもまぁヘンな話ではある。もうフィクションだと割り切って、展開の行く末を気にしながら視聴するのが正しいように思うし、実際それで自分も楽しめているというか。視聴開始当時の視聴態度からかなり逸れてしまっているが、これはこれでアリかも。