キビナゴを昨日購入。

 めずらしい魚でもないが、いちおうメモとして。買った&食ったのは昨日。

 キビナゴ一袋250円。左下の袋に入っているのは小型のヤガラ@300円。

 キビナゴのアップ。遊色というのか、干渉による輝きが見える。

 手開きによる刺身。ネットでggるとよく見るが、やはり手間がめんどい。もうやめたいと思っていても結構黙々と作業を続けてしまいがちではあるのが不思議。味はサヨリのような感じで旨みは少なめだが、醤油にゆずの搾り汁を入れたので食すと、臭みが消えて箸が止まらない。
 まぁさすがに全部を刺身にするのはあまりにめんどいので、残りはきびすきにしてみる。要するにすき焼きの牛肉をこのキビナゴで置き換えたもので、鹿児島の郷土料理らしい。煮込むたれは醤油とみりんと砂糖を沸かしてそれにキビナゴを入れる。湯温が下がるので沸騰するまで煮立たせ、そこから1分〜2分ほど、中身に火が通るか通らないかぐらいのタイミングで引き上げ、溶き卵に絡めて食す。
 牛肉の表面は凸凹しているのでタレも卵汁も絡みやすいのだが、キビナゴの場合、表面が滑らかでそのへん勝手が違う。キビナゴに十分な火を通さないからタレの味も沁みてないし、すき焼きの味を期待していると肩透かしを食う。そういうことなので、タレは濃い目に作る。
 キビナゴとかイカナゴのような小魚だと釘煮のようにやはり濃い目のタレで時間をかけて煮込むものが目に付くが、まぁ納得。自分の場合、こんな小魚はとにかく調理がめんどくさいので、一番簡単そうなのを選んでしまう。きびすきだと内臓もとらないで短い時間煮込むだけなのがありがたい。まずくはないし、内臓のちょっとしたほろ苦さはむしろ酒があったほうがよいかも。とはいえ、刺身にしろきびすきにしろ、鮮度を重要視するのでその日のうちに食いきらないと翌日は他の調理法にしなければならないような気はする。一袋の量は一人で食いきるのにはちょっと多め。