んHKの日曜討論スゲェな。

 なんだろ?、何を議論しているのか良くわからんが、政府としてはアベゲドンは景気回復に成功したという大本営発表を繰り返している(んHKのアナウンサーは直接言わないが、前提として景気回復はなされてないというもとで話を振っている)し、中小企業の代表とやらがアベゲドンの果実を味わってないし、財政標準課税はヤメロといっている。そのかわり①税制全体で考えるべき、②消費税増税時の軽減税率は効果が疑問とか言っていて、要するに①②の両方から導き出される結論は、「大企業の法人税を軽減するんだったら中小企業も軽減しろ、そのための財源は消費税増税」であって、もう大草原。
 もうアナウンサー以外は寄ってたかってアベゲドンヨイショと消費税増税すべき論でもう聞いてらんない。
 (あ、TPPについても言及していたが、中小企業の連中も絶賛。もうこいつらアホを突き抜けて脳に蛆がわいてしまってるんだな)
 そもそも大企業にとっては利益を確保するために、従業員の給料を切り詰められるところまで切り詰め、下請けには部品の納入価格を切り下げさせ、言うことを利かなければ首切り&取引しないという恫喝経営をしてきた。それでもまだ利益が欲しいから、払いたくない税金を下げさせるために賄賂を自民盗に渡して消費税増税をさせて法人税減税をさせてきた。また輸出企業は政府に円安誘導させて、安い食料品を主体とする輸入品を買わなければならない貧乏人にツケを払わさせる形で利益を懐にしてきた。そこまでして利益を上げてきたのに、今や日本国民の購買力は賃金の切り下げで低くなっているのに、その日本国民にモノを買わせるための設備投資をするはずがない。
 海外からの投資呼び込むだとか言ってるが、その投資家は投下した資本以上のリターンがなければそもそも投資なんてしないわけで、要するに海外からの投資を呼び込むということは、海外の資本家に日本を搾取させるということであって、それを目標にするアベゲドンに理解をってワケわかんない。
 結局円安誘導をしても輸出数量は増えず、貿易赤字にしかなっていない。また金融緩和といって市場にカネを垂れ流してもそれは上級国民の懐にしまわれて死蔵されるだけで、カネの価値が下がったから貧乏人の暮らしはさらに貧しくなるばかり。大企業は犍陀多のように自分だけが儲けたらあとはみんな地獄に居ろという立場であって、その大企業に糸を下ろしてやった自民盗は当然にして仏でもなんでもなく、そもそも自民盗自体が犍陀多でしかないわけで、彼らにいじめられている多数の日本人は一体だれに助けを乞うべきか、助けてもらわなくても自分で努力しようにも彼らに頭を押さえつけられているわけで、そのへんもう多数の日本人は絶望すらすでに通り抜けて諦観の境地に陥っているとは思うんだが。