ニュースを聞いてると、自民盗の我田引水にも吐き気がするし、野党の「自民盗」に成り代わりたいだけの演説にも眩暈がする。

 しかし、アレだな、今んHK第一でやってる若者向けの番組が酷いな。芸人の内輪受けを垂れ流してるが、ちょっと聞くに堪えないので消した。
 ニュースなどで選挙向けの街頭演説の1ショットを聞くが、やっぱ酷ぇな。安倍とか演説で大企業優遇を説いてよく聴衆に刺されないなと感心する一方、まぁ聴衆自体が安倍の応援団連中なんだろうというのに思い至りやるせない気持ちに。
 民主盗も頑なに消費税増税法案を強行した反省をしないし、かといってアベノミクス批判しておきながら、おそらく(絶対無いが)政権をとったらアベノミクスとやらをいけしゃぁしゃぁと踏襲するんだろうなと思うと気が重い。海江田は野田の後継だろうから、批判すらしないが、野田を除名して消費税を引き下げるぐらいの主張をしたらある程度の票は戻って来るんだろうけどやんないだろうね。与党からウソつき呼ばわりされるだろうし、消費税を引き下げるといっても、どうせ政権とったら増税するんだろという狼少年扱い。
 あと、これだけ庶民が保険年金税金増で苦しんでいるのに、庶民目線の野党が共産党と捨民党ぐらいしかなく、ほかの野党はネトウヨレヴェルなのに昏倒する。正直自民盗が荒らすだけ荒らしているので、仮に後釜に据わっても尻拭いばかりで経済は好転させるのが不可能なのがわかってんだろうな。
 こうなんていうのかな、昔、究極の選択といってウンコ味のカレーかカレー味のウンコかって話があったけど、今は政官財の特権階級は高級カレー喰って、庶民はゲロ味のウンコかウンコ味のゲロを選択させられているって感じ。


 しかしアレだな、国内を見ると驚くべき地獄絵図なんだが、海外に目を向けると、そりゃ外国だってしんどいんだろうけど、まともに格闘しようとしている人々がいるのに驚かされる。もっと庶民のためにカネを使えとスポーツ大会を拒否する国、汚職政治家を排除するクーデターが起きるタイ、民主的選挙を求めて学生が立ち上がる香港。日本だと財政的に厳しいはずの札幌がオリムピック開催に立候補だとか、自衛官崩れが国民そっちのけの議論をする日本だとか、学生運動がすっかり寂れ、進んで企業奴隷になる日本の学生だとか、50年前の日本を考えると、国民の劣化振りが酷いというか。


 なんか今の政権だとか、官僚だとか、彼らなりに日本がよくなるよう努力している(つもり)という言説をネットで見かけて、なんて能天気なことをと怒りにも似た感情を抱く。より実態をよく掴んだ連中が、真実を隠して自分の利益に繋がるよう動くのは当たり前のことで、今はそれが露骨になっているのをどう考えているんだろうか?。メルトダウンを起こしていたのにメルトダウンしていないだとか、汚染水は流出しているのに流出していないとか、一日でバれる嘘をたびたびついているわけで、しかもそれ、その嘘ついた本人が真実を知らなかったはずがなかろうに。大抵の経済学者はアベゲドン発動で格差拡大・実質景気後退・経済成長率低下なんてあたりまえのように認識していたわけで、特に安倍政権発足時にリフレは悪策と警告していた経済論者は子鼠カイカクの熱狂時にくらべてかなり多かった。それが現実になったゞけなんだけど、しかしおそらく汚職政党に変わるオルタナティヴもなく、ゆうゆうと自公が過半数を取るんだろうなと思うと気が重くてしょうがない。