ソードアート・オンライン Ⅱ 第22話

 今回はバトルシーンはお休み。
 うーん、こうくるか。ユウキは明日奈の関係者なのでは?だとか、病院を訪ねたときにスタッフがもしかするとスリーピングナイツのメムバーなんだろうかとか自分の予想を裏切ってくれて面白かった。これは仕掛けのところを思い出してもうまくできてる。今回手の内を明かしたことによって、EDの明日奈のカットの意味がわかり、桐ヶ谷がなぜユウキの正体に辿り着くことができたのかについても納得できるし、わりかし全体が上手くまとまっているように感じた。しかもヴァーチャルという世界観を利用したゲームと技術とその目的についての可能性の一つを示すというのは、この作品ならではといったもので、これは素直に感心できるといったところ。産業界的にはあまりうまみのない技術なんだろうけど、今の社会問題というのを全部うっちゃって、こういうのを実現するための社会構造を構築するってどうすりゃいゝんだろという割と壮大なところまでイメージが膨らむので、意識の皮が一つ剥けたような感覚だった。ヘンな色恋沙汰も今思い出してみればこれまでと違って織り交ぜてなかったし、活劇としてもスカッとしてたから、舞台をかなり整えていたんだろうね。ちょっと油断してたは。
 まさかこれで明日奈は看護婦を目指すとかいっちゃわないよね。