のんのんびより 第7話

 駄菓子屋、別に駄菓子も売ってるなんでも屋じゃないんだな。
 しかし、このほのぼのさがなんとも沁みる。れんちょんを送っていくのに歩行者モードなのもな。別に警察も回ってこないだろうとは思うんだが、まわりまわって噂になるってのはあるだろうな。
 が、なんだろな?。ファンタジー相手になんだが、あぁいう駄菓子屋は基本商売で食ってくんじゃなくて、年金だの貰ってる婆さんが道楽でやるもんだろうとは思うんだが。そうじゃなくても家は別に農業でもその他でも食っていけていて、家族の余剰が手慰みにやるとか。そういう余裕があると考えると、それは確かに豊かな社会ではあるんだよね。食っていくために必死になって競合相手と身を削るような商売だとか、客を騙してナンボの商売するとか、そういうのとは対置にある姿というか。
 こうなんていうか、田舎は濃厚な人間関係だとか、キレイな自然だとか、そういう無理矢理感のある宣伝をされるより、こういうしっとりとした提示のほうが魅力を感じるような。いや、これが田舎の現実だというつもりは毛頭ないんだけど、一つの現実である「暇である」というのは描いているけどね。それをどう過ごすのは結局各自に委ねられていて、こういうふうに魅力的に描くのを素直に信じるのはまぁ大人ならといったところ。