ぎんぎつね 第9話

 穏やかな日常の騒がしい一幕。
 うーん、なんだろうな。こういうのがやれちゃうのが深夜アニメの強みなんだろうか?。エピソードゝしては、毎日の代わり映えのない部分と、子供の起こすなんということはないトラブルだけなんだけど、こんなの仮に日曜朝だとか、ゴールデンタイムのお子ちゃまもしくは全年齢層向けへの時間帯に放映できたとしても省みられることがないんだろうと思う。でも自分的にこの作品にはひきつけられるんだよね。何か大きな問題を解決するミッションがあるわけでなし、同じ日常を描いているであろうサザエさんだのドラえもんだのちびまるこだのを思い浮かべても、ちょっとした笑いがあるわけでも、キャッチーなしかけがあるわけでなし。そういやさっぱり続編の噂も耳にしなくなった(といっても追いかけているわけでもないので正直どうなっているかもわからない)夏目友人帳のように、弱者へのまなざしがあるわけでなく、かつペーソスをたっぷり含むわけでもない。高校生キャラまわりのちょっとした人間関係の変化があるぐらいで、基本穏やかさがウリなんだよな。で、もう9話になってあと3話しか残っていないのを惜しんでいるのが自分であって、いやはやもうね。
 自分にとって神社とは用がなければ通り過ぎていくだけの場所であって、その数少ない用ですら初詣ぐらいなので、日常どうなっているのか今一よくわからん。たまに自転車を乗り回してちょっとした町外れにある神社を見ることがあるんだけど、人がいたことがほとんど無い。街中にある神社だともう少し違うのかね。宅地でいっぱいいっぱいになったところでかつ交通のことを考えると子供の遊び場なんて(見つけりゃあるんだけど)めっきり少なくなっているんで、ちょっと現代的というか、そのような雰囲気の中でこういうシーンはありそうだわなというのも今回ちょっと和んだ。