Aチャンネル 第3話

 やけにフェチにこだわってるな。
 このグダグダにも大分馴れてきた。なるほど日常のどうでもいゝことをダラダラ描写してるわけね。そのどうでもいゝことってのは感動を呼んだりするものではなくって、ホント消費して後には何にも残らないものであるらしい。が、世の中の不条理だとかしんどさを抜きにして仲間とバカやったり、ダラダラ過ごせるのは平和な証拠って言われゝば確かにそう。
 まぁホントに意味のない描写ばかりでもなくって、ちょっとした心の動きとか、コミュニケーションというか機微なんてのが描かれてはいて、見過ごしそうなものを切り取って見せているところもあるわな。で、そうだと指摘する演出も確かになされてる。ユタカがウザいのも狙ってやっていることだし、その騒がしさも必要なものゝ一つであるってのもね、納得させられるものはある。
 しかし、まだ好意的に評価するってトコまでは行ってないな。意図がわかったので、良い部分も目に入って来るようになったが、積極的にこの作品を支持するところまでゞはない。馴れ合い描写も悪くはないんだけどね、でもそれは視聴者それぞれの、ダラダラした日常で充分であって、わざわざ他人のダラダラした日常を見せて同意を得るもんでもないジャンとか思ってしまう。それとも仕事とかなんかで忙しい視聴者向けに、どちらかというとヴァカンス気分を味わってもらうためのものなのかな?。会社でギスギスしてたら、こういう作品に癒されるとかそんなのか?。あまりそういう方向性での支持は得られそうにもないと思うがな。