フリージング ヴァイブレーション 第6話

 東南アジアに西洋風の館をおったてるぐらいだから、カネ持ちのすることはわからん。
 で繰り広げられる爛れた世界。まぁ昔はこういうのもドラマとしてよくあった構図であるとは思うんだが、今も健在なんだろうか?。サテライザー先輩も家がこういう状態であり、自分もそれがいやであるはずなのになんで戻ってくんだろ?。それだけの覚悟をしていたわけではないという描写に見えるが。そもそもこんな状態ならお願いなんてきいてもらえるはずも無いだろうに。
 情念というところではそれなりに物語を構成する要素になっており、今までの流れが“表”であるならば、これからは“裏”のことが描かれるんだろう。正視するに耐えないものでありながら、そこに何か訴えかけるものがあるのかいちおうチェックしてみたい。
 しかし、弟クンに仕えるイギリスのNo.1パンドラ、ちょっと惨めだねぇ。パンドラのほうが上という描写が多かったので意外だが、リミッターがあれだけ偉そうに振舞っているんだったら、周囲の目もあってストレスたまりまくりだろうに。その忍耐に報いるだけのものが得られてるんだったらまだしも、日本なんかのブラック企業体質のところだと、そんなものは寸分も与えられないからなぁ。そういう構造を描くんだったりして。