シリーズ セカンドシーズン 第5話

 深層心理で願ったことが夢遊病者の力を借りて具現化してしまうなんて、よく考えたら恐ろしい。
 つばさタイガー、これでおしまい。うーん、なんていうか、切羽詰った人間のリアリティがよく表されていたというか。阿良々木が翼ピンチのときに颯爽と登場してたんだけど、これでは今まで彼が何をしていたのかよくわかんないな。自分は羽川は戦場ヶ原の助けを借りて問題を解決するとぼんやり思ってたんだけど、振り返ってみれば羽川自身の問題になっていて、結構迫るものがある。
 ブラック羽川のエピソードのところで、視聴者に見せていない章はわざわざとばしていると羽川に語らせていたから、途中で隠していることがあると気づいたんだけど、なんか技巧的だな。いろいろ構造を考えてみると結構不親切なところもあるんだけど、自分的には途中から羽川にクローズアップして彼女の内面に切れ込んでいくところに引き込まれていた。まぁ戦場ヶ原の嫁っぷりと羽川の恋する少女ぶりの対比がね、それも羽川を持ち上げるんじゃなくて、見かけはわるくとも戦場ヶ原を上位に置くところがなんともな。このシリーズ、今ひたぎエンドとかいうサブタイで進行中らしいが、なるほどハーレムエンドではなくてヒロインを一人選ぶわけね。で、そういう構造になっていると。