そうそう、アレックスが火縄銃みたいなの持って満を持して登場なんだよな。で、今回は3人での会話劇。今時のアニメだと割合視聴者を飽きさせないようになっているが、やっぱ脚本のスタイルが古いと感じる。感じるんだけど、こちらのほうが自分にとってはしっくり来る。今時のだと必要な台詞だけ抽出して、それでもって詰め込むもんだから、洗練はされているんだけど現実の息遣いからはちょっと乖離するんだよね。昔のアニメだと冗長な台詞が結構あって、それが生活感があるっていうか、台詞のスキマに何かゞ詰まっているって感じがする。今回アルヴィスがぬいぐるみをいろいろ転がしてみているシーンも無駄ばっかりなんだけど、むしろそれがいゝ。あれ、動作を半分にして必要最低限の描写しかしなかったら、もちろんそれはそれで効率よくアルの可愛らしさを表現できることにはなるんだけど、あざとさが出てくるはず。おそらく考えつくされていないんだろうけど、初めに視聴したときには全くそんな意識はなかったはずだが、このどん臭さにほっとさせられる。
