魔界ヨメ! 第4巻 (MF文庫J)、読了。

 というわけで、読んでしまった。1/3ぐらい読んだところで、「しまった、一気に読まずに楽しみを後にとっとくんだった」と思ったが後の祭り。2編あるのだが、長編と短編の組み合わせで、短編は極々短いものであって、基本一巻まるまる一話といったところ。今回の主役は前巻に登場した新キャラだったのだが、見せ場は花海が多かった。どちらかというと花海はサブヒロインというよりは主役に近い。中心はもちろん主人公なのだが出番は圧倒的に花海のほうが多く感じるし、魔界ヨメやコウモリ娘がむしろサブヒロインになってた。
 この巻はキレが感じられる。新キャラを軸とした居場所の確保が語られるわけだが、それがかなり芯が太い印象だ。ストーリーにも小技がいくつも効いていて、たゞのgdgdとはちょっと違う。オチはそうきましたかと思ったが、まぁかなり想定内の範囲に収まっていてさすが阿智太郎節といったところ。
 あぁ、あと一巻かぁ。やっぱ続けて読んでしまったのはもったいなかったかな。