モーレツ宇宙海賊 第20話

 レース中にロープを巻きつける技能って何気に凄いことね?。
 何気に高校生活パートが続く。自分は海賊業のほうにメインがあるのかと思っていたんだけど、かなり学園生活の描写が多かった。さすがにディンギーレースが終わったら海賊あたりのお話に戻ると思うんだけど、こういう構成だとやはりターゲット層は中高生なんだなと思わざるを得ない。なんか肩透かしを食らった感じがするが、もともと原作者の作品群を思い出すとさもありなんと…。まぁそうはいってもおっさんの自分が見たら見たで、活力を貰えるってのはある。でもなんというか、どちらかというと昔はあんな感じだったんだけど今では…みたいなペーソスというか寂寥感というか。いや、もうノスタルジーに近い感覚があるな。
 前回は割と終わるのが寂しい作品って思ってたんだが、こうやっていざ振り返るとあまりおっさんが喜んで見る作品でもないんかなと思わなくも無い。かといってSFファン向けに谷甲州の航宙軍シリーズをやっても誰もついてこないだろうし、野尻抱介クレギオンシリーズもオッサン向け過ぎるしな。プラネテスもちょっと終わり方がもったいなかったのだが、あれもフレッシュマンぐらいまでが対象層だし、いや、おっさんはアニメなんてみるなってことなんだろうけど。
 なんかヘンに話がズれてしまったが、この作品に通底する進路関連のテーマだとか、前向きな若さとか、ノリのよさとかじっくり堪能させて頂きました。