ピープルピープ


 学生時分には行ったことのない店。というか当時あったのだろうか?。店内の雰囲気は結構長く続いていたような趣だったが。People peapeと綴るらしい。パイの店と書いてあるが、実質パフェだけの店。ケーキはホールのみ予約でというハードルの高さ。

 16時開店という噂を聞いて行ってみると開店は17:30という張り紙がしてあって、20時ごろ行ってみたのだけども21時前には閉店という。20席ぐらいの小さな店で定休日は月火。ラム酒とカスタードのプリングパフェ750円というのを頼んだのだが、

 出てきたのはこんな飾り気のまったくない一品。店内にパフェとはいかなるものかの説明があり、アイスクリームを利用した料理だとか。上に載っているのが生クリーム、下にあるのがたぶんラム酒のアイスクリーム。でその間に見えにくいがカスタードクリームが挟まっており、容器の底にはラム酒が少々溜まっている。食べるのが終盤になると上の部分が沈み込んで、底のラム酒と混ぜ合わせて賞味せよという趣向だろう。
 普通パフェといったらデコレーションに凝り、甘ったるいといった先入観があるが、それをぶち壊してくれる。なにせ生クリームもカスタードもアイスクリームもほとんど甘さを感じない味付けなのだ。じゃぁ期待した甘さがないからマズいのかといわれるとまったくそんなことはない。いわば大人の味なんだろう。量が多いというものでもないが、それなりのものを腹に入れても満腹感はほとんどない。他にも種類があって、自分が入店したときに売り切れの張り紙が三分の一から半分ぐらいはあったが、もしかするとチョコレートパフェとか食べたら甘いのかもしれない。いろいろなところで既成観念を破っている感じ。