定山渓温泉行。

 小樽に行ったのに味を占め、別の機会にまた自転車でどっか出かけたいというのが動機。が、小樽では手稲銭函あたりのアップダウン、張碓トンネルまでの坂に懲り懲りだったので、基本そういうアップダウンの激しいところは除くのが条件。定山渓は学生時分に行ったこともあり、不確かではあるがそんなに急な坂もなかったよなという記憶があった。川を遡行するので、行きは大変かもしれないが、帰りは楽ができるのも肯定的な要因だ。あとやはりWorking!あたりの聖地巡礼も兼ねてって言ったところか。本当はそういうのは意識してなかったんだけど、動機としては十分だろう。アニ感サイトだし、頑なにスルーって態度も今一感心しないなと。
 下調べだと、道程はものすごく簡単。とにかく石山通沿いに走ればよいというもの。
 札幌中心部を抜けると左手に真駒内駐屯地が見えてくる。

 しばらく行くと右手に藻岩山が見えてくるんだが、だいたいこのへんぐらいから景色が良くなってくる。


 全体的に登り基調のはずなんだが、あまり実感が湧かない。が、簾舞あたりの坂がしんどかった。

 あとはゆったりした勾配。しかし学生時代に来たときと風景が違っているような気がしてなんかしっくりこなかった。というのも道路拡張工事をしており、狭かった当時と変わってしまっているようなのだ。

 未工事区間にくるとこんな感じだったかもというデジャヴは感じるが、やはり昔のこと記憶があやふや。

 それまで山の風景が続いていたが、2個目のトンネルを抜けるとそこは温泉地だった!。

 右手に秘宝館があったが、入り口の落書きを見てわかるとおり、営業はやってないようだ。


 石山通沿いの手湯のところ。願うとよいらしい。

 足つぼの湯のところ。こゝだっけ?Working!でぽぷら達が漬かってたの。


 石山通沿いのところにある太郎の湯という足湯。こゝではさすがに漬からなかった。

 帰りは一言でいうとほとんど下り坂なので楽だった。行きで簾舞の坂を上りきった後、若干の下り坂があったのだが、上り坂はそこだけだという感じだ。面白いのは行きだと平地のように見えるのに、なぜかペダルが重い…なんでだろ?と思うようなところがあるのだが、帰りだとちゃんと勾配がゝゝっているのがわかること。行きは若干の上り坂だったわけだ。てっきりハンガーノックで自分の体力が尽きているのか?とも思ったりしたのに、人間の感覚ってあやふやなのを再確認した次第。

 簾舞の坂の定山渓側にあったパフェ屋を行きにチェックしてたので、帰りに遠慮なく寄って食べる。プラ容器にコーンフレークで水増しゝたなんちゃってパフェなのだが、値段がそれなりに安いので可も不可もないといったところ。道産のフルーツを使っているとの触れ込みでブルーベリーパフェを頼んだが、空腹は最大の味覚なりといったところで、道産品であることはどうでもよくなっていた。


 150円でソフトドリンクが頼めるということで、サンペレグリーノのオレンジソーダもあったのだが、リンゴのサイダー果汁100%に惹かれてこっちに。売り子のお姉さんにある程度栓を開けてもらってたのだが、それから開けることができなかったので、さらにお願いしてしまうことに。

 中心部に入ってろまん亭をめざしたが、もういゝよね。温泉といっても足湯に漬かったゞけというショボい旅程だったが、まぁこんなものか。