物価動向アーカイヴ。それほど酷くはないのだけども。

 ちょっと前にディスカウントスーパーが出来た。開店セールの際は目玉商品の安さが際立っていたのだが、そのセールが終わると近場のドラッグストアより割高になった。が、ドラッグストアのほうはヤマザキのピザパンのように割と食品製造がセコくなってるおかげでだんだんパフォーマンス的には割高というか物価高を感じているというのは前に書いたとおり。結局夏も終わりに差し掛かり、350㏄39円の炭酸飲料も復活することはなかった。代りになったのは250㏄だか190㏄だかに容量減になったものが売られてる。



 さて、それでも重量単価の安いものを求めて探していたらそのディスカウントスーパーでちょっと気を惹かれたものを見つけた。リョーユーのちぎり練乳&ホイップ。




 ぱっと見普通のデカイパンだと思うが、裏返せばドーナツのように穴あき。この構造を知った上であらためてパッケーヂデザインを見ると確かにそう見えるが、やはり誤解しやすいような構図になってると思う。



 パンは上下で切断しており、商品名のように練乳やホイップクリームが「少し」挟まれている格好。




 要するにドーナツのような構造にしたのは、穴開きで中身を削減したのではなくてあくまでちぎりやすいからそうしたとでもいわんばかりのエクスキューズ。これがドラッグストアだと挟まれているのがジャム&マーガリンなのだが、穴開きではなく大きな塊のパンが売られてる



 とはいえ、このパン、値段が89円なのでかなり良心的。とにかく量が多くて腹を膨らませたい、でちょっとばかり菓子パンのような風情が欲しいという向きには、昨今の中身を減らす傾向にあっては選択したいものといえる。まぁこれだって普通はカスタード&生クリームというものだったはずなんだが、カスタードから卵を抜いて練乳にし、生クリーム*1の代わりに植物変性油であるホイップを使っているわけで、コスト削減の努力の跡が見られるわけではあるが。

*1:とはいえカスタード&生クリームの時代でも生クリームじゃなくてホイップを使っているのが多かったが