宮下は杉崎・吉岡とつるんで長女に絡んでいるけど、三女グループだったんだな。
というのを1期OPを見て気付いた。そういや三女に執着してたしな。というわけで最終回。さすがに傑作選はいゝや。
なんか前のほうは三つ子の身体的特徴を主に展開してた。よくよく考えたらエロネタなんだけどあんまりそう感じなかったな。自分がおっさんになっているせいなのか、それとも演出がそうなっているのか判断がつかないな。でもよく話が転がってた。
最后の寿司ネタはどう考えたらよいのか微妙だ。金持ちが貧乏人の生活を体験して目新しさを感じるって構図だったが、長女との交流を肯定的に描きながらも、生活のギャップを示すなど、複雑性を感じさせる。これをラストにもってきた意図を推測するとなんか面白そうだがあまり深く突っ込みたくない気持ちも。目黒のサンマは食材が安くとも味は良いというものだったが、これは違うんだよな。
総評としてはどう論じてよいのか迷うな。前にも言及したんだけど、自分が予測していたのはもっと下品な作風であって、そういうのは確かに初期には感じられたのだが、最后になればなるほど違和感は無くなっていった。それが自分の馴れによるものなのか、作風のブラッシュアップなのかはわかんないな。基本ギャグ主体ながら、親子の絆だとかいった心温まるテーマも散りばめられており、そしてそれが全くゝどくない。大抵のアニメ作品だとハートウォームにのめり込む時にはその色が濃くなっているもんだけど、この作品ではあくまであっさりとゝゞめられていた。それでいて先ほど述べた下品さが下品と感じることなく純粋に笑えてしまう。まぁ一言でいえばバランスが良いといったところだ。この「すべてにおいて深入りしない」というコントロールは素直に素晴らしいと思う。
というわけで、テーマに深みがあったり、考え込まされる部分が少なく、ギャグのネタとしても使い捨て感覚で視聴者には消費されるんだろうなという意味ではあまり評価できないんだけど、エンターテインメントとして凄く練られているなというクォリティの高さでかろうじておもろ+といったところか。なんか偉そうな判定をしてしまったが、題材自体自分に合わない部分が多いだけであって、テキストとしてはよく出来ているんだよな〜。