荒川アンダーザブリッジ×ブリッジ 第2話

 デムパの競演?。
 というか、河川敷の住人って、例えば村長が自分をかっぱと言い張っているように、開き直っているというか、自分のやりたいようにやってるだけなんだよね。リクがツッコみを入れているけど、全員冷ややかな態度でボケ倒している。いや、女性陣とか本気でなりきっているように見えるんだが…。いや、本音と建前という観点で述べると、フツーは常識をタテマエに持ってくるはずが、河川敷の住人は非常識をタテマエに持ってきているワケだ。で、村長や星は特に臆面も無く自分に正直に生きている。前シリーズで河川敷の危機にかっぱ村長が着ぐるみを脱いで社会的影響力を行使したのを思い出すとよい。
 だから、今回の話のようにリク以外の登場人物が全員社会的には非常識とされることをこゝまで取り繕って自分に正直であろうとする姿に、はっと我にかえらされたのにちょっとした驚きを感じた。そういや今シリーズ始まってまだ第2話なんだよな。河川敷の人間は皆わかって言い張っているって確認をしているのはなかなかにして親切だと感じた。というか、これやってくれないと、リク以外の登場人物が心底自分のあり方を信じきって生活しているって勘違いしてしまうもんな。