君に届け 第19話

 5分で撃沈。
 おぉ、サブキャラにもちゃんとしっかりしたエピソードが。しかもがさつそうなキャラに、こんな繊細な筋書きが。泣くまでには到らないんだけど、このしっとり感には脱帽。
 龍が千鶴に黙ってたのは、徹に婚約者がいたからってのでは全然ないよな?。でも、兄貴にしたって、婚約者を連れて帰るんなら、家族に紹介するためって側面があるんだから、誰かにそのことを伝えていてもよさそうなもんだが。もしかして、龍には伝えていたんだろうか?。千鶴には絶対来るなって言ってたし。
 しかし、龍の心情が男の自分から見ても、こんなもんだろうなという気がしたのは、どう評価したらいいんだろう。女が描く男って、男が描く女像と一緒で、割と願望やら妄想部分が多くて、実際にはそんなことねぇだろという場合があるんだが。龍がそもそも感情を表に出さないというキャラだし、だからこう淡々と語るってのはわかる。ただし、龍が千鶴のことを好きで、で、徹と千鶴の仲を好意的に受け取っていたように見えるのがちょっと物足りないというか。だからといって、悶々とする龍を見せられてもなって部分もあって難しい。確かに見たい龍像を見せてくれているっていえばそうなんだがな〜。
 今週も爽子は空気でした。で、矢野のスパイスっぷりもいい仕事っぷり。