ものづくり日本、オワタ。

 工作機械生産額、日本27年ぶり首位転落 09年、トップ中国の半分(2/27) 魚拓

 日本の工作機械の生産額が世界首位から27年ぶりに陥落した。日本の生産額は2009年に08年比57%減の58億ドル(約5200億円)に落ち込み、9%増の109億ドルに伸ばした中国に一気に抜かれた。その差はすでに2倍近くに開いており、首位の座を取り戻すのは容易ではない。金属を様々な形に加工する工作機械で、世界のものづくりを支えてきた日本の製造業が、大きな転機を迎えている。

 データは米調査会社のガードナーと日本工作機械工業会(東京・港)が作成。日本は1982年に米国を抜いて以降、ずっと首位を守ってきたが、09年にはドイツも下回り3位に転落した。ドイツの生産額は35%減の78億ドル。ユーロ安で輸出競争力が向上し、減少率が日本より小さかった。 (07:00)

 製品だけでなく、工作機械も大幅下落の日本。これでエラそうにものづくりなんて言えなくなったわけだ。とりあえず、日経の関連記事の推移を、時系列を遡って振り返ってみよう。
 工作機械の受注短観、3月見通しは小幅回復(2/25)  魚拓
 工作機械受注、中韓向けが6倍に 1月、2カ月連続増加(2/17)  魚拓
 09年の工作機械受注額、68%減 31年ぶりの低水準(1/13)  魚拓
 11月の工作機械受注確報、中国向け4倍超す 全体は8.4%減(12/16)  魚拓
 工作機械受注短観、低調続く(11/30)  魚拓
 記事の内容は割愛。
 しかし、日経もアレだねぇ。日本の凋落を隠すために時々威勢のいい記事を紛れ込ませたりとあくどい。まぁ日本オワタの記事ばかりだと、株価に影響するのでバランスを取ったといえなくもないが…。
 これで、日本はモノも売れなくなったし、づくりの部分もダメになったわけだ。パテント商売では合衆国には勝てないだろうし、じゃぁこれからものづくり復活といったって、ゆとり教育のおかげで後進もそだってないわけだ。日経の記事だとやれ原発を受注しただのとか書いてあるが、これって財閥の一部分の売り上げにしか繋がらず、それでメシを喰える人間はわずか。
 今まで自民党がやれITだのいって、その実アジア周辺各国にやられ、金融大国を目指せとかいって、その実日本の金融資産を海外にうっぱらって、そのキックバック自民党経団連だけが肥え太ったりと、やることなすこと日本の国力を削ぐことばかりだった。
 しかし、日本はこれから何で喰っていけばいいのかね?。工作機械なんてブラックボックスにしておいて、他が真似できないようしとくべきだったのに、中国に盗まれたってことだろ。'80年代以前は合衆国やドイツのほうが工作機械や検査機器など先端をいっていて、あちらは技術をそれなりに保護してただろうから、彼らに抜かれるのは仕方がないにせよ、日本のあり方はあまりにもマヌケすぎる。やっぱ環境関連?。無駄を無くすための細部詰めは確かに日本は得意そうだから、あながち間違いでもないとは思うんだけど、技術が抜かれる現状のまゝだと、いずれこれだって他国にやられるだろうしな。まだ金になるうちに他国に売っとけって話もないわけではないが…。技術垂れ流しだと、このまゝ開発したって、開発費用を大枚はたいて、他国にいいトコ取りされちゃうわけで、企業としてもツッコんでいいのやらって感じなんだろうか?。