いい最終回でしたね。
結構〆にリソースを割くんだなと感心。今までもエピローグを丁寧に描写する作品はあったんだけど、自分的にはこれだけ時間をとる作品は初めてかな。
結局黎真が巻き添えにしそこなったって流れになってた。合体真神は要素的には三位一在だったんだけど、クロの中にいた真神はやっぱりクロの中に残留してましたってことになってた。真神が人々から奪ったテラをみんなに返すってのは、特権階級が労働者から搾取して不正蓄財していた富を公平に分配するってメタファーってのはさすがに間違いないだろう。あとは安定した日常を描いていたわけで、次回が無くともこれだけで十分なエンディングになっている。で、別れの描写は絶品だったねぇ。フォーマット通りといわれればそうなんだが、言動が未熟でも決してクロと慶太が浮付いた恋愛感情で結びついていたわけではなく、今までの積み重ねでお互いに深い絆ってのが構築されているだけに、クロの一言に重みが感じられるというか…まぁ拙い感想より一見に如かずってとこですよ。
キレイに終わっているのに次があるってのもかなりたのしみだなぁ。しかし、クロの中にいる真神がどのように残っているのかって描写が見当たらないような気がしたのだが…。
