オリムピックが終わったらしい。

 結局タイムリーに観戦する事は無かった。前回のアテネは、目に入るところにテレビがあったので、見ていたような気がする。でも正直自分から進んでということはほぼ無いと言えよう。
 アタックNo.1もあることだし、バレーぐらい見てもよさそうなもんだが、どうにもな。結局男子は一勝も出来なかったようだし、女子も準決には出られなかったらしい。ランキングでは、8位の日本は準々に出られただけでも順当で、しかもランキング1位のブラジルに勝つ事は到底無理だったろう。
 メダルの数も今一だったらしいが、1964の東京から1984のロス、で、前回2004のアテネレヴェルであり、履歴からいうと健闘していると思う。やっぱり日本の経済力がうなぎのぼりだった'60年代から'80年代、で、技術の成熟したアテネで獲得メダルが多いというのは、スポーツというお遊びにどれだけ余禄をつぎ込めるかという、日本の国力と直結するものがあるのだろう。
 しかし、日本のメダルというのも、ほとんど個人競技が多いというのは考えさせられるものがある。唯一団体競技であるソフトボールも、野球文化圏が狭いというのがあるためだろう。それに野球、ソフトボールはコレを最後にオリムピック競技から外れるので、金メダル常連は今回は遠慮した可能性が強い。*1
 体操や水泳の団体っていっても、実際には個人種目の寄せ集めだし、ほとんど個人競技で成果を収めているといったほうがいい。そういやよく考えて見れば、バレーの隆盛もあったが、日本人って基本的に団体競技はダメじゃんということに気付く。さすがイジメが伝統なだけある。日本人がサムライの国であるというのもヘンな話だが、そうなんだろう。サムライにもいろいろいるが、基本欲深なサムライは世界で通用しないということだろう。ま、WWⅡでも将軍や高級将校のレヴェルが著しく低かったのが旧帝国陸軍・海軍だったわけで、今更驚くに当たらない。
 で、そのメダル獲得競技だが、ほとんど日本のメディアには露出しないものばかり。いわゆる日陰者だ。普段露出して、選手も高給を貰ってスター気取りの競技はほとんど世界では通用しないみたいだ。なんともなぁ。んHKで放映されるかされないかという取り上げられ方で、民放で日常放映されることはまずない。で、オリムピックのときだけメダルを取るから注目されるって悲しすぎる。それでももしかしたら選手…というよりは連盟・協会はその時だけでも注目されるのがありがたいのかもしれないが。まぁ普通は都合のよいときだけもてはやされるって浅ましいと思っていても不思議は無いわな。
 あと、報道の仕方によるのだろうが、モラルの著しく欠けた選手の報道が多かった印象を受ける。こればかりは今までの統計がわかんないのでなんとも言えないが。また、オリムピック中、開催国で起きた騒動もなんだかなぁという感じだ。ウイグルしかり、あと華南で無かったっけ?。また、オリムピック中に軍事行動をしてビックリさせてやろうという合衆国の下心も汚かった。グルジアに命じてオセチア民族浄化まで合衆国はやっていたのだからあきれ返る。カネ・利権に繋がるのであれば時と場所とを問わない姿勢はどうなんだろう?。
 というわけで、自分の中ではオリムピックはなんとも盛り上がらないというか、平穏な日常が崩れるのならやめてもらいたいとぐらいにまで思ってしまった。今日のんHKラジオニュースも、まだオリムピック感動のシーンの継ぎはぎをやっていてうんざり。臨時国会だの、緊迫する国際情勢だの、これからの日本のあり方だの、もっと国民に情報を公開し、議論を吹っかけていくぐらいのほうがいいんじゃねぇの?という気がする。基本自公政権オリムピックのバカ騒ぎで国民が惚けている隙に、特権階級が有利な法案を国民に隠して用意しているんだろう。で、国民が知らされる頃には後戻りできない状態になっていると。もうバカかと。民主党もバカな法案<民主党>「消費者庁」構想に対案…「消費者権利院」を設置をぶち上げているそうで、なんともげんなりしてしまう。

*1:そもそも日本・合衆国の二強で、キューバは合衆国に吸われるし、韓国・台湾は日本に吸われる。ソフトの日本金や、野球の韓国金もお情けのような気がしないでもない。頑張った選手にはとても失礼だが。