やっぱオリムピックに国民が気を取られている隙に、好き放題やりたいらしいな自民党は。

 とりあえず、景気悪化の報道をこのタイミングで行うとか、北朝鮮への援助を強行したいというのがんHKのニュースで目立たないようにされていた。現在はラジオといえども朝はオリムピックの話題、17:00台は高校野球で政府に都合の悪い報道はほとんどやらずに済ませている。正直北朝鮮問題は、もともと自民党が拉致を黙認していた問題なので、そういうことに国民の税金を使われるのはたまらない。もちろん自民党関係者の懐から出して解決すべき問題だ。ただ、拉致を自民党が黙認していたというのは、終戦後から現在まで連綿と続く、特権階級温存のための棄民政策の一つであるので、それをこういうゴマカシで流してしまおうという自民党のやり方は許されていいものでは無いと思う。
 太田誠一の発言が話題になっているようだ。Wikipediaでは、自民党に都合の悪い話題だからか、削除依頼が出ている。とりあえず引用してみたい。

1961年 3月 - 福岡教育大学附属福岡中学校 卒業
1964年 3月 - 慶應義塾高等学校 卒業
1968年 3月 - 慶應義塾大学経済学部 卒業
1973年 3月 - 慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程 単位取得退学 
1976年 4月 - 福岡大学経済学部 助教授 
1977年 9月 - 米国ブラウン大学 客員助教
1980年 6月 - 衆議院議員選挙 初当選
1988年12月 - 大蔵政務次官
1991年 1月 - 衆議院・土地問題等に関する特別委員長
1991年11月 - 衆議院・大蔵委員長
1993年 1月 - 自民党・財政部会長
1994年 4月 - 自民党離党、新党自由党結党
1995年 7月 - 自民党復党
1996年11月 - 自民党筆頭副幹事長
1998年 7月 - 国務大臣総務庁長官・行政改革担当大臣 中央省庁等改革推進本部副本部長、青少年対策本部長
1999年10月 - 自民党行政改革推進本部副本部長兼事務局長
2000年12月 - 自民党・政治制度改革本部長
2001年 5月 - 自民党行政改革推進本部長
2002年 9月 - 金融再生特別委員長
2003年11月 - 第43回衆議院議員総選挙で落選
2005年 9月 - 第44回衆議院議員総選挙国政復帰、自民党・党改革実行本部長、地方行政調査会長
2006年10月 - 宏池会(古賀派)会長代理に、翌年9月27日、会長代行に就任
2007年 2月20日 - 衆議院議員在職25年を迎え衆議院より院議をもって表彰された
2007年11月 - 1年ぶりに設置された自民党人権問題等調査会の会長に就任
2008年 8月 - 福田改造内閣農林水産大臣に就任

 だいたい合衆国留学は、あちらのユダヤ資本とのコネ作りが目的だったりするので、なんか売国奴っぽいな。30〜31歳で大学助教授とか、どんだけコネ・カネを使ったんだろうな?。35歳という若さで議員当選とかありえないだろ!と思っていたら、世襲だった。自民党脱退自由党結成自民党復党などの節操のなさとか、立法のゴリ押しとか、いわゆる典型的な「声だけ大きいバカ」なのか?と思ってしまう。彼が立法に大いに関わった法律を合理的に運用して何か成功したか?と言われると、むしろ悪化しているような気がする。新しい許認可権や執行権を手に入れてカネを自分側に引き寄せる脅迫道具としか思えないな。
 スーパーフリー事件における、レイプ推奨発言で一応一度は落っこちているわけね。で、禊は済んだというわけで、馬鹿な選挙区の有権者がまた権力を与えたと。選挙区は福岡だそうだ。なるほど、民度が低いわな。
 実は消費者はやかましいという発言自体はあまりおかしいとは思わない。日本にいる消費者の全員がやかましいかと言えば、そうではないのだが、数は少なくとも…というか割合をはかりかねるんだけど…クレーマーのせいでおかしくなっている事は事実だと認識しているからだ。クレーマーだけでなく、万引き、モンペなど、日本の産業構造が第三次産業過多になるにつれ、人間同士の接触の回数は増えているのに、摩擦を増やすような方向に法律を作ってきたのが自民党だ。
 メーカーに全く問題がないわけでもないが、そもそもPL法が出来た時からおかしいとは思っていた。あれは本来商品購入の際に消費者自身が身につけなければならない基礎知識の習得コストをメーカーに押し付けたものだと当時から思っていた。ユビキタスバカにも使えるとか流行ってたのもあの頃じゃなかったっけ?。学習コストをメーカーに押し付けて利便性を消費者が獲得したのにも関わらず、金銭的に報いたのか?と言えば、相次ぐ低価格競争で企業の体力は落ちたと思っている。それに、クレーマー対応にもコストはかゝるのだ。
 で、第三次産業はサーヴィスという、かなりあやふやな基準しか持ち得ないものに対価を支払わなければならないものに、その考えが導入されたものだから大変だ。小売店に対しても商品と貨幣の交換以上の「接客」とやらを消費者が要求し、それが本来毛ほども入り込んではいけないはずの医療・教育、そして福祉にも導入されてきた。もともと消費者は満足感を得るための接客に対価を支払っているわけでもなく、数値化できないものだからこそ傲慢な層は無理難題を吹っかけてきた。これでおかしくならないわけがない。で、自民党はそうやって消費者の味方のフリをして、彼らの票を獲得してきた。その末、消費者庁だよ。個人的には太田の肩を持ちたくもあるわな。でもそれは消費者庁を作って自分の手柄にしたい福田にとっては、自分の足元から出てきたまっとうな批判であって、それは嫌な思いもするだろう。
 某巨大掲示板でも「本当のことであっても、大臣の職にあるんだから慎まなくちゃなんないだろう」という意見が多いような気はした。レイプ推奨発言はさすがに酷いと思ったが、慶応は首相経験者も在学中にレイプ事件を起こして揉み消しをするぐらいだから、早稲田以上に昔から日常化していたのだろう。だから慶応出身の太田自身が当然のことと思っていても不思議は無い。所詮特権階級なので、国民の目線に立った発言はそもそもできないのだ。それでもさすがにその発言で落選までしたのだから、反省ぐらいはしたのだろう。今やおためごかしなど国民はスグに見透かしてしまうのだ。福田のタテマエ論なんて国民の誰が信用しているのか?。別に太田を擁護するわけでもなく、某巨大掲示板の意見のように大臣なんだから言っていいことといけないことの分別はつけるべきとも思うのだが、本音トークで却って支持層が得られるかもしれないと太田に思わせるだけの隙を国民自身がもっていると自戒しなければならないのではないかと思う。で、この発言もオリムピックの熱狂でスグに忘れられるだろうとたかをくくられているんだと思う。要するに、自民党にナめられているんだよ。