タイムボカンシリーズ ヤッターマン 第49話 オニエ山のスッテン童子だコロン

 最初っから最後までダジャレのオンパレード回。
 ドロンボーの今回の商売は、客をわざと危機に陥れて助けるフリをし、金を巻き上げるというもの。日本をめちゃくちゃにしといて改革詐欺で国民を恐怖のどん底に突き落とした自民党となぜか似ている。
 酒天童子がモチーフだが、彼はお手玉をしたかっただけの見栄っ張りという設定。酒天童子はまさか現実に妖怪であるはずもなく、当時の反朝廷側の在地勢力だったと見る人も多い。朝廷が無茶な要求を彼らにして反抗されたのかもしれないし、彼らがブイブイ言わせて朝廷にちょっかいをかけて返り討ちにあったのかどうか定かではないが、どっちにしろ勝った側の朝廷によって人外扱いされて歴史的に抹殺されたんだろう。この回だと双方が対立していたが、それは勘違いによるもので、和解は可能だったという扱い。
 今回は他にも見どころがあってうれしい。たてかべ和也の済ましたアナウンサーの様子とか、ビックリしましたよ。やっぱ演技するんだ…と当たり前のことを失礼だが感じてしまった。
 あとはアイちゃんだよね。雪が積もっているのに、いつもどおりのユニフォームで胸元をグッと開けている様子がたまらん。こういう本人すら気付いていない色気は素晴らしい。いや、作画としてはいつも通りというか、たぶんセル画の使いまわしをしただけなんだろうけど。肌の露出の多いチアのユニより女を感じてしまうんだよな。…つくづくオヤジである。