すれ違いって、アドルのすべりのこと？。
新要素投入と恋のことでした。由真さまがいいスパイスになってはいるんだけど、基本的に千波美の感情が主でした。
今まで理解されなかったことを、一番最初にわかってくれたのは巫くんなわけで、そりゃ惹かれるのも当然って描写はよくわかった。お膳立てがよくできているだけに無理はないんだが、ここにきて面白いのはそのそのとの対比。そのそのが巫のことをどれだけわかっているのかはわからないんだけど、少なくとも千波美は巫の内面を多分知らない。巫自体が人畜無害そうな性格なんで、惚れる理由があろうとなかろうと、人間として嫌う要素がないのがこれまたうまくできてる。
少なくとも今の千波美は、巫に振り回された直後ではあるが、向こうから理解しようとしてくれたというただ一点についてのみに目を奪われている。ここから千波美が巫をどのように理解しようとするのか、もしかすると自分の感情をコントロールできていないように、周囲を振り回していくのか、そして今までと違う世界との折り合いをつけ方がどのようになっていくのか楽しみではある。
