キャッツ・アイ 第4話 挑戦者はパリの匂い

 水着回
 トンネル内でのしのぎを削るところまではなかなかだったと思うんですが、それから後がグダグダ。お父様の失踪の秘密あたりでなんらかのメッセージが隠されているのかもしれんですね。
 いまはてなキーワードで捜索したら1983年7月〜1984年3月、1984年10月〜1985年7月が放映時期だったらしい。原作連載は1981年終わりごろからほぼ三年間。もう四半世紀前の作品なんですな。都合5クール?。まだまだ先は長いねぇ。
 カラオケが出ていたが、昔はスナックなどの飲み屋、喫茶店などにカセットデッキを改造したような機器がおいてあって、店員がカセットを取り替えていましたわな。1990年代半ばより餓鬼どものものになっていくんだが、当初は今話のように仕事帰りのしがねぇサラリーマンが立ち寄った飲み屋で憂さ晴らしに歌っていたものだったんだよね。マイクを離さない上司がいようもんならワンマンステージになるわけで、部下は酒がまずくなろうとも黙って聞くだけ。今思えばジャイアンのリサイタルはそういう風俗をネタにしたものだったように思える。
 昔の女体の流行りもこんな感じだったような気がするよ。今をボン・キュッ・ボンだとすると、キュッの部分が心もちゆるめ。聖子ちゃんカットのように、ある程度はふくらみを感じさせるのが当時のあり方だったわな。きょぬーもそんなに流行ではなかったし。まぁ正直今のほうがスタイルというかデザインはいいが、多少野暮ったくとも自然な健康さみたいなものが昔はあったような気がする。均衡が崩れるというか、ある意味おかしくなってくるのはバブル期からなんだが。ジュリアナお立ち台とか今考えると乱痴気騒ぎ以外の何者でもないよな。昔を懐かしんでもいけないのだが、日本に余裕があって一番輝いていた時期だったよなぁ…。