BLOOD+ 第42話「響く、歌声」

 ちょっと流し見で視聴してしまったので、これからの感想に自信がない。なんてことはない話の展開のような気がするんだけど、多分今回はカイの気持ちを想像しながら視聴すると良かったんだろうなぁと思う。カイとリクって血が繋がってたのかなぁ?と思って今公式HPをみると、リクの紹介には実兄のカイなんて書いてあった。デヴィッドさんは安っぽい芝居をやらされてたな。まぁここで各団体ごとの描写に移行するだろうから、落ち着いて話を整理するんだろう。
 来週は一人の女を巡って争いを繰り広げる、まさにF1層向けの展開になるんだろうけど、どうなんだろう。典型的な優男なんだけど小夜の気持ちはぶっこいてアタックをかけているところは、どう考えても当て馬的でしかないんだけどな。ストーリー陣的にはハジが一押しなんだろうけど、どうもハジの気持ちや小夜の気持ちをわざと隠しているからどうにもすっきりしない。もしかしてハジも小夜もお互いを男女の仲としてなんとも思っていなかったというのも可能性の一つとしてアリなんだけど、腐女子的にはNGだろう?。というか年末のお祭りでは小夜×ソロモン→小夜&ハジ展開の同人誌が乱舞するんじゃないかと思っているのだが…。もちろん行かないからどうでもいいんですけどね。あとは穴的にはカイだろうなぁ。カイ自身は小夜のことを家族だ家族だと言い張っていますが、正直恋愛感情を持っているだろう?。ディーヴァがリクと交わったためにカイと繋がる部分が出来たということを示した上で、シュヴァリエになれば小夜姉さまと子供を作れるんだよ→ほらなりたくなったでしょ→カイ必死だなのコンボは、そういうことかと。まぁカイ自身は少女漫画によくある、雨にぬれている捨て猫にやさしい不良というキャラ造形*1だから、これも女性層獲得の一つなんだろうけどね。
 なんかそう考えてみるとディーヴァはわがままなお嬢様という、これまた古典的な少女漫画に見られるヒロインの引き立て役ではありますな。もうちょっと腐女子層の人気があってもよさそうなもんだけど、血みどろの戦いってのが中途半端なんだろうかねぇ。そういう私もオジサンながら結構この作品を評価しているのもなんだかなぁと。

*1:よくよく考えてみれば、これがツンデレの元祖のような気がしてきた。うーん、ツンデレは少女漫画発祥かよ!